さみしい夜にはペンを持て
気分が落ち込む時
例えば、不安になったり、焦ったり、イライラしたり、恐怖を抱いたり・・・
こういうネガティブな感情に共通するものってなんだろうと最近考えることがあって、
それは、「孤独」だと思う。
一人で抱えこんで、人と会話しない、人のことを気にして自分と比較したりする。
でも、ちょっと話すだけで心が軽くなったり、自分の思い違いだったり、そんなにネガティブにならなくて良かったなと気付けたり、自分だけじゃないんだなと安心するのに、それが出来ない時にネガティブはどんどん強くなる。
適応障害やうつ病、パニック障害、燃え尽き症候群などに心の不調になる人は根本に「孤独」があるのだと思う。
そしてその「孤独」は、他人との距離感が遠いのもあるけど、自分自身との距離も遠いということ。
自分はどう感じているのだろう
自分はどうしたいんだろう
自分は何がしたくないのだろう
こういった自分の理解ができていないとき、人は「孤独」を感じ、周りの人たちにも相談できずに気持ちが塞ぎ込んでしまう。
この「孤独」な時にどう対処するかというと、「日記」を書くこと。
自分という謎めいた世界を探検して、謎を解き明かすこと。
自分の地図を知ること
自分の取り扱い方を知ること
そうするだけで、現実世界や課題は何も変わらないのに、安心感や充実感のようなホッとした気持ちになることができる。
それを教えてくれたのがこの本
最初「さみしい夜」ってなんだろうと思っていたのですが、「孤独」がメンタル不調の根底にあるのではないかと思い始めてから腑に落ちました。
ここ最近で最も「書くこと」の大切を教えてくれた本です。
そして自分を知ることがどうして大切なのか、本質を教えてくれた本です。
この著者はアドラー心理学「嫌われる勇気」の共同著者の方です。
赤面症がコンプレックスの主人公が日記を書くことで自分を知っていく様子が描かれています。
大人が読んでも十分楽しめますが、私は子供が小学校高学年か中学生になったらぜひ読んでほしいと思いました。
子供にも「書く習慣」を身につけてほしいなと思います。
メンタル不調が多い人は、とにかく自分を知らない人が多いと思います。
自分の本音を隠して、気持ちに蓋をして、頑張りすぎる。
それは根本的に自分を知らないから。
子供にも自分の心を知る手立てとして日記を習慣にしてほしいと強く思います。
今、気持ちが塞ぎ込んでいる人はぜひ日記を書いてみてください。
微力ながら私も「書く習慣」というテーマでKindle本を出版しています。
こちらもぜひ読んでいただけると幸いです。