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結局は自分の判断

糖質制限を始めてもうすぐ1年となる。

体調は良い。

ストイックとまではいかないが継続できていてリバウドはしていない。

糖質制限を始めた頃には、なんだこの方法は!画期的じゃないか!

とはしゃいだことをよく覚えている。

糖質制限を盲信し、過酷な糖質制限を己に課した。

その結果、20kgの減量に成功。

やはり糖質制限は正しかったのだと己の身体で証明した。

しかーし!

なんにでも反対意見や反証がある。

糖質制限の主張の柱は
人類が誕生して700万年の間狩猟採集で暮らしており、農耕が始まったのはわすが一万年前ほどから。
なので現代人の身体は長い年月を経て進化した狩猟採集民族のそれなのだと。
狩猟採集生活では炭水化物を多量にGETすることは難しく、現代のような食生活が身体に合っていないということ。

なるほど説得力がある。

だから脱炭水化物をすることで、人間が本来持つエネルギーの使い方(脂質からエネルギーを得る)を手に入れることが出来る。

炭水化物の多量摂取は、様々な病気を誘発する。

それも炭水化物を避ける要因になり、健康に近づく。

これが糖質制限側の主張だ。


たいして、糖質制限への反証は以下の通りだ。

人類の身体は数千年でも十分に進化することが可能。現に乳製品を消化できるようになったのはごく最近なのだとか。
だから炭水化物に対して身体が適応していく可能性を示唆している。
あとは過去の歴史の中で人々は多量の炭水化物を摂取してきたが現代人のような生活習慣病に悩まされてはいなかった。
これは運動量が違う、ということで現代人は生活習慣病になっているとのこと。
すなわち、炭水化物だけが悪ではなく、運動など様々な要因が絡み合って現代人を苦しめている。
だから炭水化物だけ悪役に仕立て上げる糖質制限者に疑問を呈しているのだ。

なるほどよくわかった。

どうしよう。

困ったな。

糖質制限こそ正義と思って盲信してきたのに、気持ちがゆらぐ。

グラグラだ。

だってうどんとかラーメンとか丼とか食べたいもんね。

人間は弱い。

自分に都合のいいところだけ拾って納得してしまう。

自分の身体をみろ!

ちゃんと痩せたじゃないか。

反証があったからといって糖質制限の全てが間違っていると言われているわけではない。

糖質制限だけしていれば、健康になる。というのは少し言い過ぎだろう。

運動、睡眠、栄養バランスなど色んなことの積み重ねでやっと健康に長生きできる。

糖質制限はその中にたったひとつに過ぎない。

糖質を取りすぎることは良くない。

でも全く取らないというのは少し意味合いが違ってくる。

拒絶するのではなく、適量を見つけて仲良くやっていこうよ。
ぐらいの精神でいた方が正解だろう。


否定されたから全て間違っていたと思うのは早合点というものだ。

実体験を元に、よかった部分を抽出して掛け合わせていく。

だから結局は自分の判断ということになる。

ただ自分の都合のいい部分ばかり見すぎていないか注意が必要だ。

よく意見を聞いて、実験して得た結果を吟味して取り入れる。

これの繰り返し。

これを楽しんでやる。

いやいややっても続かない。

吉とでるか凶とでるか!

ゲーム感覚でやるのが吉。

意見を集めるには本を読むしかないな。

さぁ読書どくしょ。

ではまた。



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