【医師エッセイ】介護福祉士の給料が高いのは当たり前?それどころか年収381万円
日本はどんどん高齢化が進んでいます。2023年には 75歳以上人口が初めて2000万人を超え、10人に1人が80歳以上となりました。
また、日本の高齢者人口の割合は世界で「最高」であり、29.1%にものぼります。
そんな高齢化社会になくてはならないのが「介護福祉士」です。どうしても高齢者になると「自分で出来ること」が少なくなっていきます。それを支えるのが介護福祉士であり、高齢者の生活を維持するのには必要な存在といえるでしょう。
しかし、日本の現実は厳しいもの。介護職は労働環境が厳しいことで有名です。ごみ収集や土木作業などのように「きつい」「汚い」「危険」の3つを「3K」などと呼ばれています。
想像してみてください。トイレも満足にできない高齢者も大勢います。そんな「下の世話」をするのも介護福祉士です。転倒するのを支えたり、お風呂のお世話をしたりするのも介護福祉士です。
考えただけで、非常に大変な仕事であることがわかりますよね。
なのにも関わらず、介護福祉士の給料が「見合っていない」と言われることもよくあります。どうしてこのような状況になったのでしょうか。
今回は、介護福祉士の年収の状況とその背景にある理由について解説していきます。
■介護福祉士の年収はどれくらい?
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