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あるページを読んだら鳥肌が総立ちした~ヨモツイクサ 知念実希人~

どうもこんにちは!
最近寒くて布団から出られないレイです笑

今回は、知念実希人さんの作品「ヨモツイクサ」を読んだので、その感想を書こうと思います!

いやあ…マジでヤバかった…。
いつか知念さんの本を読んでみたいと思っていて、今回が初めて読んだ作品なのですが、想像以上のすごさでびっくりしました…。

あらすじ

佐原茜は30代の外科医。北海道の病院に勤めている。
茜の実家は地元の人が禁域として恐れている「黄泉の森」の近くにあった。
ある日突然茜の家族は「神隠し事件」に巻き込まれ、姿を消してしまう。

その事件の真相を追うべく茜は奔走するが、その一方「黄泉の森」で不可解な事件が連続して起きていた。

2つの事件の犯人はヒグマだと誰もがそう思っていた。
しかし、本当の犯人は、言い伝えで架空の存在とされているはずの「ヨモツイクサ」だった…。

「黄泉の森」で繰り広げられる悲劇と、「神隠し事件」の真相、いや、本当の事実にあなたは恐怖する。

感想 ネタバレちょっとあり

もうヤバいっていう単語しか出ないくらいヤバかった笑
主人公の茜が外科医というのもあって、序盤は医療系の単語がいっぱいでてきて、私はすごい勉強になって楽しかったです。

医療にもっと興味が湧きました。しかも知念さんって医科大学出身なんですね…!医療の知識も持っていて作家でもあるってすごいです!
これからもっと知念さんの本を読んでいこうと思いました!

さて、本文の方は結構グロテスクな表現が多かったです。内臓が…とか、血が…とか、容赦なかったです。
グロが苦手な方は読むのはやめておいた方がいいでしょう。

医療の単語も多かったのですが、ヒグマが出てくるので、猟銃や弾などの単語も多くて私はとても新鮮で勉強になりました。
スラッグ弾やラプアマグナム弾など、中にはゾウを一発で倒せるほどの威力があるものも。

狩猟なんてやったことがないので、命がけで駆除活動を行っている猟師さんってすごいなあと、仕事ぶりを知ることもできました。

そして私が凄さを伝えたいのは、なんといっても終盤。
全ての事件を起こした元凶は誰なのか明らかになるシーン。

小説って、アニメや映画みたいに音とか演出がないので、迫力に欠けるところがあると思っていましたが、その考えを根底から覆されました。
たった1ページめくっただけで、本当に体の芯から震えが起こり、鳥肌が止まらなかったのです。

「小説ってすげえ」と、認めざるを得ませんでした。
作者の知念さんはもちろん、編集者さんや印刷をした会社など、作品に関わった全ての人の本気度を感じました。

読み終わったのが深夜だったこともあり、布団に入ってもしばらく眠れませんでした笑
こんな素晴らしい体験ができて幸せだなと噛みしめ、衝撃すぎてため息が止まらなかったです笑

ああ、これだから読書はやめられない!

以上!


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