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霧の朝の川沿い散歩とアインシュタイン家の憂鬱
2月の初めの週末、Paviaというミラノ近郊の町に住んでいる友達が計画したごみ拾いも兼ねた川沿いの散歩に誘われた。PaviaはTicinoという川沿いにある町のため、特に冬には霧がかかり、幻想的な風景が見られるのだ。
ちなみに、私のページのトップに使っているのも、この町のかなり郊外(車でしか着けない場所)で数年前に撮った写真である。
本当はフランス語の試験が近いので勉強すべきだが、暫く市内から出ていなかったのと、まだ当分繁忙期も続くのでストレスも溜まり続けるだろう、という言い訳を元に、薄暗い早朝の列車に乗り、Paviaへ向かう。
待ち合わせ場所は駅から徒歩20分弱のところにあるPonte Coperto(屋根付きの橋)である。
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既に到着している人たち
(私も待ち合わせの10分前に着いたけれど、近所に住んでいる人たちには負けた…😆)
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散歩の開始前に、今回のルートの説明がある。
誘ってくれた友達は某環境団体に属しているため、関係者も何人か参加しており、真面目な散歩なのだ。
ラムサール条約に登録されていて、とか、早朝は霧がかかっているが2時間もすると晴れるだろう、とか、そういう説明の後、いよいよ散歩が開始となる。霧の湿気の中、数分立っているだけでも凍えそうになるので、短めの説明でよかった、と皆胸をなでおろし、出発する。
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こういう風景に昔から心惹かれる
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後ろで輝く太陽も美しい
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近景
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歩き始めて1時間45分くらいたったので、霧もかなり晴れている
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日本と一緒でイタリアにも川の氾濫がある町がある
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川沿いの風景は終了し、街中に入る。
下の建物は、かつてアルベルト・アインシュタインの父、ヘルマン・アインシュタインが経営していた電機会社があった場所だそうだ。
それを示す説明も残っている。
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Hermann Einstein(1847年8月30日 - 1902年10月10日)はアルベルト・アインシュタインの父である。
(中略)
ヘルマンの兄弟ヤコブの主導で、一族は1880年の夏にミュンヘンに引っ越した。そこで2人の兄弟は、Einstein&Cieという電気工学の会社を設立した。ヤコブは電気技師であり、ヘルマンがセールスを担当した。
アインシュタイン兄弟の電気会社は、直流の発電機と電流計を製造した。彼らの会社により、ミュンヘンに電気がもたらされた。1885年、彼らは初めてオクトーバーフェストを照らすための直流電灯を提供する契約を獲得した。
1893年、アインシュタイン兄弟はミュンヘンのシュケルト社への電化契約の入札を失注した。シュケルト社は効率的な交流の電気機器を使用していたが、アインシュタイン兄弟の小さな電気会社では機器を直流から交流に変換することができなかった。会社の業績はそこから下向きに転じた。彼らはミュンヘンの工場売却を余儀なくされ、ビジネスを求めて、ヤコブは1894年に会社をイタリアのパヴィアに移した。ヘルマン、パウリーネ、マヤは同じ年にミラノに移り、1年後にパヴィアに移った。アルベルトは教育を続けるためにミュンヘンに残り、親戚の家で生活した。
なお、Hermann Einsteinのお墓はミラノにあるそうだ。
その墓地は、芸術的な要素でも優れていると有名なので、近いうちに見学に行ってみようと思う。
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この家を買うとしたらどれくらいの金額かを、定年した人たちと予想して楽しいんでいたが、どうやら、私の家の7~8倍の金額らしいことが発覚(😳)
一生住めない夢のまた夢の家だ(🥲)
散歩は昼で終了し、この後、友達と他の知り合いたちと昼食を取り、午後に一人で芸術鑑賞もしてきた。
それについては、別の記事でお届けしようと思う。
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