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#1 演奏会にはテーマがある!

Comedy Symphony Classicsのおこなうコンサートは、"ストーリー仕立て"でお届けするプログラムで構成されています。そのため、普通のコンサートとは一味ちがう面白さがあります。
準備段階でもコメディー独特の特徴が…。
この連載企画では"Comedy Symphony Classicsができるまで"と題して、
コメディーの演奏会が出来上がるまでの様子や個性豊かなメンバー・スタッフの様子をまるで日記のようにお届けしながら、
読者のみなさまにも「クラシック音楽ってこんなに面白いものなんだよ!」を体現している私たちの活動の一端を知っていただけたらと思っています。

今回は、Comedy Symphony Classicsの演奏会ができるまでの様子をお届けする第一弾。

1. 演奏会には"テーマ"がある!?

演奏会にはテーマがあると書きましたが、おそらくクラシック音楽のみならず様々なジャンルのアーティストの方がコンサートをする際には、
がっちりとはいかずとも "こういった方向性で進めていきたい!" というようなコンサート全体の流れやコンセプトを決め、それに沿ってプログラム(選曲)を構成されるのではないか…と思います。
あるいは「この作品をやる!」という曲を決めて、それを軸に構成していくという手法もありますね。

Comedy Symphony Classicsは『クラシック音楽をもっとたくさんの人に、より身近に感じてもらいたい』を基本理念としており、
コンサートでは原則的に"オリジナルストーリー仕立てのプログラム"を上演しています。
その為、まず最初に演奏会毎に"テーマ"を設けてから準備に取り掛かっていきます。

2. テーマ=聴衆となるお客様に"何を伝えたいのか"


テーマと書くとなんだか壮大な感覚に陥ってしまいますが…、考え方は意外とシンプルで、

テーマ=となるお客様に"何を伝えたいのか"

ここをまず固めてからその後の準備に入ります。
ストーリー仕立てのコンサートということもあり、このテーマが大きな要にもなるのです。

これまでの公演から、どんなテーマ設定をしていたのか少し振り返ってみたいと思います。


2022年4月 「Comedy Symphony Classics 春の音楽祭」(ミニコンサート)
テーマ:生の楽器の音・歌声に触れ、耳で聴いて心で感じて音楽を全身で体感しよう!

テーマに基づいて出演者によるトークや楽器紹介などを盛り込んだプログラムを構成。
クラシック音楽の名曲を通して生の楽器の音色や声色を楽しんでいただくひとときを創り出しました。

2022年5月 「Comedy Symphony Classics 2 ~動物の音楽祭~」
テーマ:⼤⼈から⼦どもまで楽しめるクラシック⾳楽のコンサート


このテーマを大切に、音楽的側面は勿論のこと演出面や構成に至るまで大人から子どもまで幅広い世代の方に楽しんで頂けるよう企画。
聞き馴染みのある音楽から、モチーフとして採用した「動物」にちなんだクラシック音楽の作品を軸に親しみやすくかつ興味を持ってもらえるような選曲や台本の構成に取り組みました。
舞台演出としてスクリーンを使用したり台本の構成を工夫してクイズ形式を取り入れるなど、会場参加型の公演が完成しました。


2022年5月 「帰ってきた!Comedy Symphony Classics」
テーマ:様々な⾳楽の世界をめぐる旅

1時間のコンサートの中で"様々な世界を音楽を通して旅する世界旅行"をコンセプトにオリジナルストーリーを作りました。

先に挙げたように、通常のコンサートと異なりComedy Symphony Classicsの公演は「オリジナルストーリー仕立て」になっています。
テーマを設定し、そこからコンセプトやプログラムの設定を作り演奏曲を選曲、ストーリーの設定・台本を書いて… といった流れで製作は進んでいきます。
どんなコンセプトで、何を伝えよう。
そんな大きな目標をまずは考え、そこからどんどん膨らんでいくアイデアを制作メンバー達で具現化していきます。


3. みんなでアイデアを出し合いながら楽しいコンサートを作り上げていく!

Comedy Symphony Classicsでは曲を編曲する人、演奏会全体の構成を決める人、主に台本を書く人…とスタッフの役割分担はあるものの、
基本的には出演メンバーのみなさんからの面白いアイデアがあれば取り入れていく形を取っています。
その方が、一つの見方や考え方に偏ってしまうことが無くなるのです。
それに、自分には無いアイデアを誰かが持っているかもしれない。

勿論音楽面や演出の点から、舞台の設備などの関係で実現が難しいものや明らかに大変な状態になってしまいそうなものは避けるよう熟考していますが、
みんなで作り上げる企画、という視点を毎回大切にしています。

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クラシック音楽っておもしろい!|Comedy Symphony Classics
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