ロシアは果たして「悪い」のか
善悪を言えば悪い、のだろう。だがしかし、この極東の、遠く離れた場所で得られる情報に、どれだけの信憑性があるのだろうか。
情報を正しく取りたいはずだ。私は物事をみるときに、必ず一方向からだけでなく見るようにしている。何でも疑ってかかる、性格の悪いところがある。情報を正しく取るためにも、良い方法だと思っている。時間はかかるが、判断にブレが生じにくい。またその判断に納得感があるので、単純に気持ちがスッキリする。
今回、ロシアがウクライナに侵攻した。私はロシアに行ったこともなければ、ウクライナにも行ったことがない。ウクライナ人に触れたことは、ある。名古屋の夜の街で綺麗な女性に欲情した経験があるくらいだが。ロシアにしてもウクライナにしても、遠い国だ。音楽好きの私にとっては、ロシアやソ連のクラシック音楽を通じて知るぐらい。そうそう、プラハでだまされたときにもらった、ベラルーシの通貨は持っている(笑)。
プーチンのことをなんとなく嫌いな日本人は多いだろう。北朝鮮の金正恩ほどではないにしても、なんとなく嫌い。私もそうかもしれない。ただ、今回のロシアの侵攻における本質に近づくために、プーチンの立場に立って考えることは、「アリ」なのではないだろうか。
プーチンが昨年に書いたというウクライナについての論文の内容を、NewsPicksが解説してくれている。ここに、プーチンの想いが赤裸々に、語られている。これを持って戦争を正当化すべきではない!という論調はひとまず置いておいて、私は、その記事からいろんなことを感じた。以下、引用。
また、田中宇の記事を、侵攻前に興味深く読んでいたので、余計にいわゆる大手メディアの報道に違和感を感じるのだ。田中宇の最新の記事はとても面白いので、是非読んでみて欲しい。
善悪なんて、いつでもひっくり返る。ディズニープラスでインクレディブルファミリーを見たが、当のアメリカでさえ、善を悪に仕立て、また、悪が善になる。そう、まさに、善ではないにせよプーチンを空くに仕立て上げていないか、という疑いだ。
少し前に、アフガニスタンからの米軍撤退のニュースがあった。あのニュースと、構図は同じなのではないか、と疑ってしまう。あの時、アメリカ軍は、タリバンの支配が強まるのを放置し続けたあげく、完全撤退に踏み切った。その前にはタリバンとさんざんドンパチやっていたのに。平和維持活動だっけ?
今回も報道から分かっているのは、ゼリンスキー政権が欧米に助けを求めても、欧州はともかく特にアメリカは手を差し伸べなかったということだ。「NATOに入れてやるゾ〜」と釣っておいて、「やっぱりやーめた」と言われている訳だ。これは、ウクライナからしたら、たまったものではない。だったら、ロシアに付くしかねぇか、と思いたくもなるだろう。大きな反撃がないのも(兵力差もあろうが)、そういったこともあるのではないか?
多くの日本人と同じく、私には情報源が少ない。少ない中で、一方的に「ロシアがわるい!」と決めつけたくないだけだ。だからこそ、いろんな情報源に触れ、疑ってかかる。多分、ロシアはロシアなりのロジックがあって、欧米には欧米なりのロジックがあるのだろう。それを解決するのは、戦争しかないと判断したのがロシアであり、それを黙認または誘導したのが欧米だ、と思う。
バイデンが、オオカミ少年よろしく「ロシアがウクライナに侵攻するぞ〜」と言っていた。これはプーチンに向かって、「ウクライナ侵攻してね〜」と言っていたのではないか。その前に大使館の全てを燃やして、完全撤退している。はて、面白い。なんで「侵攻するぞ〜」って分かるんだろう。ウラで握っている???
対岸の火事でしかないと思っている日本人がほとんどだろう。だが、恐らく次は台湾だ。その前に、中国は香港の完全掌握を強引に進めるかもしれない。そのあと、台湾か。今のアメリカに、台湾を守る気はなさそうだ。その次は韓国か、日本か。
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