2024読んだ本(4-9月)
異動で本を読む時間が取れず、ストレスフルな上期。もっと読みたいな。もっと本に耽っていたいな。
すごい左利き/加藤俊徳
何とも不思議な読後感。このコメントも左手でフリックで書いているが、脳への刺激という観点であらためて思うと、面白い。右でやることを増やしていくのは良いらしいので(昔やったときはイライラして続かなかった)、やってみよう。左利きのピンチは人生のチャンス、らしい。なんだか不思議な感じ。
ボロディン/ゾーリナ
ボロディンは元々とても好きな作曲家。アマチュア音楽家の大先輩でもあるボロディンの人と成りを深く知ることができ、更にボロディン愛が深まった。すごく、すごく人生に誠実な人だったんだな。生まれからして謙虚、驕らず、昂らず、素敵な仲間と、一歩ずつ。そして、あの音楽を遺す。
ぼくは愛を証明しようと思う/藤沢数希
想像以上に面白く、一気読みした。恋愛工学が確かなものかどうかは分からないが、ロジカルで説得力があり、非モテに勇気を与える内容だった。私を「相手を喜ばせる」ことが大事なのは営業でも同じ。「営業は恋愛みたいなものだ」と教わったではないか。
セックスしたい男子は全員読んだ方が良い(笑)
組織の不条理/菊澤研宗
読み応えあり、分かりやすい組織論。失敗の本質との関連性もあるがこれだけでも充分価値がある。限定合理的であることと完全合理的であろうとすること、その効率、個別と全体、自律と他律。カントもドラッカーも、たくさんの実企業の事例もある。私にとって新しい視点をもたらしてくれた。
フィンランド語の世界を読む/吉田欣吾
フィンランド語のパラグラフを並べて、単語の意味と、日本語訳を原語と同じ順で並べてある本。シベリウス関連ということで買って読み始めたが、小気味よく、テーマも網羅的かつ最新の状況も入っているのでフィンランドが身近になった。フィンランド語学習者には最適、そうでなくても楽しめる。
稲盛和夫の実践アメーバ経営/稲盛和夫
副題が「全社員が自ら採算をつくる」。当たり前なようで多くの会社が実践できていないこと。たしかにどんな商売でも「売上最大、経費最小」であるべきだが、日時採算まで徹底できているか。アメーバ経営、恐るべし。深い理解にはもっと勉強が必要と感じた。飲み会重要という考え方に意外性と好感。