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わたしのおきにいり

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#言葉

祖父

祖父

「最初はグー」を初めてわたしに
教えてくれたのは、祖父だった。

初孫のわたしを誰よりも可愛がってくれて、
誰よりも遊んでくれた。

わたしのいちばん遠い記憶、たしか3歳頃。

いつも一緒にお風呂に入って、
白いタオルを湯船に浮かべてクラゲを作ってくれたのを、よく覚えている。
古い団地、風呂場のコンクリート壁に少しカビが生えていて、その独特の匂いが好きだった。
お風呂上がりには、アンパンマンのアイ

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愛の神託、萌ゆる人生を。

愛の神託、萌ゆる人生を。

あの子は「愛」についてよく考える子だった。

自分が愛せない人などいないはず、きっと愛せる何かがあるはず、と自分なりに誰かの良いところを見つけ出そうとしたり、それでも限界があると分かって、きちんと納得がいくまで考えたり動いたりするような、そんな子だった。

わたしの家のサンルームを非常に気に入ったらしく、まだ寒い二月のしんとした空気を身に纏って、しょっちゅうサンルームで煙草を吸っていた。
あの子は

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孤独を愛してみる

孤独を愛してみる

真夜中、突然思う。

もしかして今、
この世界に生きてるのはわたしだけで
他の全ては、生きてないかもしれない。

怖くなってテレビを見ても、
これはあくまでリアルタイムじゃなくて
本当は全部作りもので、
今こうして息をしてるのはわたしだけかも。

そんな風に考えてたら、
何もかもが怖くなってきて、
真夜中みたいに暗い心に
飲み込まれないように、フタをする。

朝になって、突然思う。

やっぱりみん

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眠れない夜は

眠れない夜は

誰のせいにもできない夜は
眠れなくたっていいよ

目を閉じて
綺麗な星空を思い浮かべて

月が近づいてきたら
ブランケットを持って
暖かいココアも用意して

誰もいないところへいこう
僕と君しかいないところへ

星ってすごく優しいから
喜んで迎えてくれるさ

月に着いたら何をしようか
大きくてふかふかなベッドと
本もたくさん持っていこう

ココアを飲みながら
海と話をしよう

海ってすごく優しいか

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