「修論本」出版の道すじ①「完全無名」でもなんとかなる。約1年のスケジュール全体像
夢にも思わなかった「修論本」私は日本で数少ない「修論本」の出版経験者の1人です。金春喜(きんちゅに)といいます。2020年2月に修士論文を書籍化したとき、25歳でした。
22歳で京都大学大学院の修士課程に進学したときの私の夢は、「いつか『博論本』を出すこと」でした。一般的に、大学院で書いた博士論文を「博論本」として出版することは、文系の研究者にとって1つの登竜門です。「博論本」を出版した実績は、大学教員として就職するための重要なアピール材料になるからです。
ですが、私にと