人生をシンプルに。心を軽くする考え方 「ニーバーの祈り」
「ニーバーの祈り」という言葉があります。
神よ、変えることの出来ない事柄については、それをそのまま受け入れる平静さを、変えることの出来る事柄については、それを変える勇気を、そしてこの2つの違いを見定める叡智を、私にお与えください。
ラインホールド・ニーバー(アメリカの神学者、雑誌編集者/ 1892-1971)が、説教したときの祈りの言葉とされています。アルコール依存症、薬物依存症や神経症の克服するプログラムに採用され、広く知られるようになったそうです。
私はこの言葉を知ったとき、すごい!人生の真理!と思いました。
なぜなら、人生の悩みのほとんどは、
変えることの出来ない事柄を変えようとして、苦しみ
変えることの出来る事柄を変えようとせずに、苦しみ
だと感じているからです。
そして、この2つを見分けることができていないからこそ、人間関係をこじらせてしまうし、行動ができずにいつまでも停滞してしまいます。
このことが、人生がうまくいかない原因のほとんどのように思えます。
自分では変えられないことに、多くのストレスを感じている
noteをはじめて2つめの記事で「ストレスとの付き合い方」を書きました。
ここで紹介しているストレスログという分類表があります。
ストレスに感じている事柄について
「重要か、そうでないか」「自分で変えられるか、そうでないか」の2つの軸で考えます。
そうすると4つに分類でき、それぞれに対処法が示されています。
重要か重要でないかに関わらず、
自分には変えることができない②と④がポイントです!
例えば、
自分の外見、他人の言動、過去のことなどがこれに当てはまります。
私はこの分類を知ってから、ストレスを感じる問題が起こったときに、それはどこに分類されるのかを考えるようになりました。
すると結構「自分で変えられない」ことに多くの時間を使い、モヤモヤし、悩み、ストレスを作り出していることがわかったのです。
あ、これは受け入れるしかないな。
あ、こんなことでくよくよするのはやめよう。
そう気づいて、認識するだけでも、頭と心がスッキリしてきます。
この分類が習慣化してくると、モヤモヤした気持ちやグルグルする思考に使う時間が減っていきます。
変えられること変えられないことを見定める叡智
私は、ニーバーの祈りとストレスログの考え方を知って、モヤモヤの時間が減り、ストレスを大きく軽減できるようになりました。
もともと敏感で気にしいな性格なので
人からどう思われているか、とか、言動から勝手に察して、ビクビクしたり落ち込んだりすることが多かったのです。
でも、他人の言動・思考・感情は、他人のものである(自分ではコントロールできない)とはっきり意識できることで、心が軽くなりました。
見定める叡智
というと、なんだか難しそうですが
この考え方を知っているだけで、意識できるだけで、人生が大きく違います。
知識は力であり、財産です。
神よ、変えることの出来ない事柄については、それをそのまま受け入れる平静さを、変えることの出来る事柄については、それを変える勇気を、そしてこの2つの違いを見定める叡智を、私にお与えください。
悩みや、ストレスを感じる出来事がやってきたら、ぜひこの言葉を思い出してみてくださいね。
自分ではコントロールできないことを、ありのままに受け入れることができれば、自分で変えられることを、変える勇気を持てれば、
人生はシンプルで、こんなにも自分次第なのだと気づくことができます。
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