【読書】『ジャパンズ・ホロコースト』解体新書
出版情報
タイトル:『ジャパンズ・ホロコースト』解体新書
著者:大高 未貴 (著)
出版社 : ビジネス社
発売日 : 2024/8/23
単行本(ソフトカバー) : 280ページ
戦後賠償ビジネスというたかり
日本を取り巻く状況
何かといえば賠償〜、賠償〜という韓国。もう、国に対してそういうイメージがついてしまっている。慰安婦のお婆さんたち、徴用工問題…。それからC国は南京事件。C国は90年代から反日教育が急に激しくなったという。すっかり済んでいる問題に難癖をつけて、日本はまるでATMとして、いいカモにされ、たかられているかのようだ。
それが、裏で??国際ユダヤグループにつながっていた!?
そしてそれは総計何百兆円にも及ぶドイツの戦後賠償とも絡んでいて…。
なんだか、サスペンスものにでもなりそうな、筋書きである。
だが、これはノンフィクション、だ。れっきとした文献調査と取材に基づいている。突撃取材を得意とする!?女性ジャーナリスト 大高未貴による本書の中身は濃い。
そして、本書とは少し離れるが、どうやら日本は現在、日本を貶める情報戦に巻き込まれているようなのだ(ゲームソフト アサクリ問題、日本を貶めるインフルエンサーたち、それにテロに使われたポケベルをわざわざ日本製というかな??(これが情報戦かどうかは不明である)、それにNHK海外放送で行われた放送テロ、原発処理水問題…)。その一部を記事にした。
さらに情報戦は自国政府=日本政府からも仕掛けられている!!
言わずと知れた『謎の日本人大量死』(【新たな謎】2023年だけ『別次元』になっている件:Youtube番組25分ごろから)だ。2022年、2023年と原爆が落とされた規模の人数が例年より多く亡くなっている(これを超過死亡という)。だが厚労省は調べようともしない。厚労省の研究所は姑息にも数字を操作して、見かけの超過死亡が増えていないような印象操作をしている(もちろん厚労省研究所にはもっともらしい言い訳がある)。またSNSでは検閲が進行中だ(YouTubeではコロナワクチンなどの用語は垢BANの対象になっている。X(旧Twitter)ではコミュニティノートなる妙ちきりんなメモがつく。イーロン・マスクに言いつけてやりたい!)。どうやらこうしたことは日本で特に激しいらしい…。
このように内からも外からも日本人は情報戦にさらされているのだが、ここにまた、新たな刺客が送り込まれた。日本を貶める情報戦・歴史戦に余計な1ページを刻む本。それが本書の題名にも含まれている『ジャパンズ・ホロコースト』だ。
反日プロパガンダを研究する材料として
著者本人は、「英語の本で好き放題貶められてることにどうしても我慢ならず、『ジャパンズ・ホロコースト』を解体させていただいた」p275と義憤に駆られて止むに止まれず本書『『ジャパンズ・ホロコースト』解体新書』を執筆したと述べている。さらに「これは解体第一歩に過ぎず、私より優秀な日本人はごまんといるので、今後の研究に期待したい」とも。
本来であれば、『ジャパンズ・ホロコースト』は、プロパガンダ本の典型として国家を挙げて研究し、どのように反論していくのか、この発信元の意図は何なのか、調査し対処する必要がある。
もちろんATMとしてお金をたかられるのは忌々しい。だが、それ以上に反日プロパガンダは文化文明としての日本のありよう、日本人のありようを否定し、活力を削いでいく。極端に言えば、モラハラ気質な人と一緒にいるようなものだ。長期間モラハラにさらされれば、誰でも鬱になる。そして日本は国のありようを外側から決められて国力も削がれていく。反日プロパガンダは自虐史観と容易に結びつく。
戦前にも有名な日独分断工作のためのプロパガンダ本があったという(『是でも武士か』)(『プロパガンダ戦史』に詳細があるそうだ)。それを戦前の日本は宣伝機関の教科書にしたp179。
つまり戦前は国家として、そういう気概があったのだが現在はアサクリ騒動にしろ、枠💉にしろ、いわば民間防衛に丸投げされている格好だ(それだけ、日本人のリテラシーは高いとも言えると思う)。
だがそういう気概の感じられない国家。国家として国民を守ろうとしない国家を選んでいるのは、私たち自身だ。
日本とドイツだけは2度と立ち上がらせない
伊藤貫氏によると、冷戦終結後の米国の国防白書のような文書には「潜在的な仮想敵国はロシア、中国、日本、ドイツの4カ国だ」「日本とドイツは2度と立ち上がれないようにする」「日本とドイツにだけは核兵器を持たせない(自主防衛能力を持たせない)」とあるそうだ(『アメリカ崇拝は日本の自滅』YouTube番組:14分ごろから)。
『ジャパンズ・ホロコースト』というネーミング。日本軍のしたことと、ナチス・ドイツの行ったことを重ね合わせたい、という意図が透けて見えてきませんか?
「日本軍とナチス・ドイツを重ね合わせたい」という意図と「日本とドイツは2度と立ち上がれないようにする」という意図。この2つも重なり合って見えるのだが、みなさんにはどう見えるだろうか?
そうして…日本をどうしていくのか?
日本をどうしていくのか。
本書は私たち自身が考える材料でもある。
これ以降はネタバレを含みますので、離脱ご希望の方は、どうぞ〜。
基本的に自分のメモ用です。長いです。申し訳ありません。
『ジャパンズ・ホロコースト』
『ジャパンズ・ホロコースト』が貶めているものとその反証
本書には『ジャパンズ・ホロコースト』の目次が収録されているp6-8。基本的には大東亜戦争での日本軍や日本の在り方に難癖をつけている。だが、どれをとっても、日本人や日本の歴史を知っている人が見れば「なんじゃこりゃ?」というものばかりだ。気持ちのいい言葉が並んでいるわけではない。本記事では、ジャパンズ・ホロコーストが貶めているものを列挙することで、その代わりとしたい。概略としては、日本軍、日本の宗教、天皇を貶め、原爆投下を正当化している。
また、反証となる文献なども記載する。いずれも本書『『ジャパンズ・ホロコースト』解体新書』に掲載されていたが、本文の中に散りばめられていたので、ここでまとめてみた("➡︎"は本書から。"→"は別途知り得たもの)。また全体的な反証として『学校が教えてくれない戦争の真実』などはどうだろうか?私もこれから読むのではあるが。個別の本を読むより、一つにまとまっているのは、ありがたい。
日本軍を貶めている
レイプしたと述べたてる
一般市民を虐殺したと述べたてる
慰安婦は性奴隷と述べたてる
南京事件を煽り立てる
➡︎『一次史料が明かす南京事件の真実』
➡︎『プロパガンダ戦「南京事件」』
731部隊を人体実験として描く
→日本共産党機関紙『赤旗』に連載された『悪魔の飽食 』がもとになった説である(残念ながら決定的な反論を私は見つけることができなかった)
日本の宗教を貶める
軍国主義と結びつける
→神社の始まりは自然崇拝と言われ、平安時代に神社の格式が決まった。昔から日本に根付いていた。時代とともに移り変わりがあり、明治以降、その時代の要請に沿って、軍関係の祈りの場を提供したまでである。靖国神社は海外で言えばアーリントン墓地のような戦没者慰霊施設である。
人種差別と結びつける
日本人の優越性を肯定していると述べたてる
→神社もお寺も、基本的には、祈り、そして首を垂れる空間として(内省的になる空間として)、人種・性別・年齢関係なく解放されている(お寺は各寺の方針によるだろうが)。
天皇を貶める
原爆投下を正当化する
➡︎『原爆は日本人には使っていいな』
→戦争を終結するのに、原爆は必要なかった。一般の日本人を米軍が虐殺したものであり、正当化など一切できるものではない。
『ジャパンズ・ホロコースト』の肯定的な意義
戦前にはあった、「プロパガンダにやられないゾ」という気概。それを取り戻すための契機としてジャパンズ・ホロコーストは使えるかもしれない。著者 大高はいう。
つまり大高は、反日プロパガンダの見本のような『ジャパンズ・ホロコースト』を分析することで、GHQ史観に対するデトックスができるのではないか?と言っているのである。
また、国家として『ジャパンズ・ホロコースト』を分析することで、反日プロパガンダ攻撃を抑止すると同時に、『日本人の国民性』であったり『日本文化・文明』を肯定的にまた正しく他国の人々に知ってもらう契機になるのではないか?この両方が必要なのではないかと私は思うのだが、みなさんはどう思われるだろうか?
反日プロパガンダの発生源たる組織、人、書籍
本書『『ジャパンズ・ホロコースト』解体新書』で大高は、下記のような組織、人々、書籍が反日プロパガンダの中核にいると述べている。それは従来言われてきた韓国の組織や中共、あるいは北朝鮮の工作といったものとは、別の系統のものだということだろう。反日ユダヤ勢力との仲介となるような組織も含まれている。ある種の実働部隊よりも、ここに掲載した組織こそが厄介なのかもしれない。
組織
本書に掲載されている主な組織には下記のものがある。実際にはもっとたくさんの組織が絡んでいるだろう。
抗日記念館p71
米国サンフランシスコにある、中国共産党系の組織。慰安婦像の設置を支持している。建前上、抗日連合とは関わりがないことになっているが、実際には交流があるようだ。
抗日連合p103
米国にある、国民党系(台湾)の組織。南京事件を大袈裟に煽り立てる。慰安婦像の設置を支持している。建前上、抗日記念館とは関わりがないことになっているが、実際には交流があるようだp114。
「抗日連合の組織運営に関しては、国連のユダヤ人組織を見本として会員組織のネットワーク化をしたのです」p112
SWC(サイモン・ヴィーゼンダール・センター)p73
米国にあるユダヤ人組織。毎年22億円も寄付が集まり、幹部の一族は約8000万円もの年収を得ているという。地の果てまでもホロコーストに関与した
日本との関係では…反ユダヤ的な記事を掲載した『マルコポーロ』という雑誌を廃刊に追い込み、三菱マテリアルが賠償に応じた件もSWCが関わっている。また、慰安婦問題、南京事件のプロパガンダ化にも関わりがある(つまり上記の抗日連合、抗日記念館ともに関わりがある)。
たかりビジネス的なありようを同胞であるユダヤ人から告発もされている(『ホロコ-スト産業』)。
副所長エイブラハム・クーパーは『レイプ・オブ・南京』の著者アイリス・チャンに複数回面会しており実質的に「アジアン・ホロコースト」というキャッチコピーを目こぼししている(「ホロコースト」はナチスの行ったユダヤ人虐殺のみにしか使用できない、と主張しているにもかかわらず)。
主要人物
ここでは大高が章立てをしていたり項目を立てている人々の中で主要人物を掲載する。もちろんもっと多くの人々が関わっているのだろう。例えば、米国下院議員で中国、韓国と繋がりがあったマイク・ホンダとか。また、反日の御先棒を担ぐ日本人も多数いるようである。
ラッセル卿 英国貴族 (リバプールのラッセル男爵2代目)
反日プロパガンダ本『武士道の騎士達』1958年、反独プロパガンダ本『卍の天罰』1954年の著者p157。東京裁判とニュルンベルグ裁判の”主任法律顧問”の一人p169-p170。
ジョン・レイトン・スチュアート米大使、燕京大学 初代学長p141ーp144
燕京大学は北京大学の前身。著者 大高はこの大使を南京大虐殺というプロパガンダの奥の院であると目している。このプロパガンダは「南京のアメリカ植民地政府(キリスト教宣教師による)」から発信されている」p146、p129-p135。と(『一次史料が明かす南京事件の真実』)。
エイブラハム・クーパー SWC副所長
『レイプ・オブ・南京』の著者 アイリス・チャンとの関係や「アジアのホロコースト」というキャッチコピーへの対応は上記の通り。
三菱マテリアル戦後賠償訴訟にも一枚噛んでいる。米国元捕虜に対する公式な謝罪は、クーパーの主催でSWC内の「寛容博物館」で行われたp96。
イグナシオ・ディン 抗日連合
抗日連合の創設者。国民党(台湾)の流れをくむ。著者 大高はディンを慰安婦像設置の黒幕だと目している。1992年から慰安婦問題と関わっている、とディンが述べているp112。また『レイプ・オブ・南京』の著者 アイリス・チャンをリクルートしたのは自分であるとも述べているp111-p112。
書籍
本書では主に下記を扱っているが、他にももっとあるだろう。そんなにたくさんあるのかと思うと気分が悪くなる…。
武士道の騎士達
ラッセル卿著。1958年出版。2016年にも再版されている!『レイプ・オブ・南京』の原型のような章があるp192-p193。
ジャパンズ・ホロコースト
ブライアン・マーク・リッグ著。在米ユダヤ人。評価はまちまち。指導教官は「歴史家ではない」として「大学院進学の推薦を拒否」したp203。
レイプ・オブ・南京
著者であるアイリス・チャンは本書を書き上げた7年後に不可解な自殺を遂げている。他殺を疑っている人も多い。
ランペイジ
著者のジェームズ・M・スコットについて大高は「男版アイリス・チャン」であると手厳しい。
反日プロパガンダはユ◯ヤ組織が淵源なのか?
大高は例えば、スチュアート大使を反日の奥の院と呼んでいるが、残念ながら状況証拠しかないように見えてしまう(詳しくは本書を読んで判断してください。確かに奥の院だ、と思う人も大勢いると思う)。また、SWCやその副所長たるクーパーは、反日であり、そのような動きをしているが、では、彼らが司令塔なのか、と言われれば、それもやはり私には状況証拠にしか、見えなかった。それこそ、何か反日的な行動を指示するメールなどが見つかれば、それは直接的な証拠となるのだろうが。つまり、この分野は圧倒的に調査研究が足りない、ということなのかもしれない。
あるいは「日本とドイツを2度と立ち上がれないようにしたい」「この2国は潜在的な敵国である」という勢力の意を受けて、「日本軍の実際にはしていない暴略をナチスドイツと重ね合わせる」プロパガンダを行なっているのかもしれない。
だが、こうしたことはみんな推測・憶測に過ぎないのだ。
しかし反日プロパガンダの発信の渦の中にユダヤ組織がいることは間違いはない。そしてその著作が引用元になっていることも疑いようのない事実である。引用元になっている、ということ自体、情報戦・歴史戦を制している、ということなのかもしれない(とまたしても推測・憶測なのだが…)。
ホロコーストについて
ホロコーストとは滅多やたらに名乗れない
本書で、特に私が初めて知ったことの一つだ。また、「いわゆるホロコーストはなかった」という説も。これについては後ほど項目を立てる。
『ホロコースト』とはナチスによるユダヤ人虐殺を指す言葉であり、滅多やたらには名乗れないらしい。私は本書で初めて知った。
SWCは、日本で発刊されていたマルコポーロという雑誌を廃刊に追い込むほど、力のある米国のユダヤ人団体であり圧力組織だ。日本の医師 西岡昌紀が調査して書いた「戦後世界史最大のタブー。ナチ『ガス室』はなかった。」という記事が問題視された(ちなみに西岡医師は「HIVがエイズの原因である」という説に疑問を呈する立場をとっているようだ。正確には右のリンク先の説を医学雑誌に紹介し複数の説を提示しないマスコミに疑義を呈している)。
また、政治学者フルケンシュタイン氏は、自身の著作『ホロコースト産業』で、ホロコースト利権屋たちの主張を下記のようにまとめているという。
『ホロコースト産業』は「ホロコーストの悲劇は演出されたものであり、それが一大産業になっている」ことを暴いた本である。フルケンシュタイン氏はユダヤ人だ。だからユダヤ人が実際に迫害を受けたホロコーストそのものを否定しているわけではない。実際のホロコーストと産業としてのザ・ホロコーストを区別しているのである。
日本人の医師の書いたホロコースト否定の記事(マルコポーロという雑誌に掲載した)は叩き潰せても(マルコポーロ事件)、同胞の書いた書籍を潰すことはできなかったようだ。
そう。だから『ジャパンズ・ホロコースト』という名称自体、各種ユダヤ人団体からすれば許せないもののはずなのだ。「ナチによる虐殺のみ」という定義なのだから。しかし当のユダヤ人であるブライアン・マーク・リッグがホロコーストと関した書籍を出版している。この件に関してSWCは沈黙している。
著者 大高未貴は「日本をナチスドイツと同等なほど『悪質』と印象付けたい勢力があるのではないか。それはどうやらユダヤ人団体のようだ」と示唆しているのだが…。
これは90年代、冷戦が終わった時期に米国の国防白書のようなレポートにある「これからの仮想敵国はロシア、中国、イラン、ドイツ、日本だ」「ドイツと日本は2度と立ち上がれないようにする」「日本とドイツにだけは核兵器は持たせない」という物言いに重なる(伊藤貫Youtube番組)。今回(2024)のノーベル平和賞受賞団体の特性を考えるとまさに「日本(とドイツ)にだけは核兵器は持たせない」ということなのだろうなぁと思えてならない。
ホロコーストは金になる
戦後賠償問題。日本は解決済みである、と外務省のHPにある。日本は終戦にあたり、在外資産を当事国に明け渡した。約237億ドルという調査もあるそうだ。また別の外務省のPDFには「賠償並びに戦後処理の一環の経済協力など」として約264億ドル(約1兆3千億円 )支払ったとある。
ではホロコーストに関する賠償金は?
なんと、ドイツは総計671億ユーロ(約11兆円)も支払ったというp53。ドイツの人口は約8000万人。経済規模も日本とほぼ同等だ。それで10倍の負担!!それは今後も増えていく見込みだなのだそうだ。
米国クリントン政権の時に、『ユダヤ人に賠償を』というキャンペーンをはられ、時を同じくして従軍慰安婦が問題になる。偶然なのだろうか?詳しくはぜひ、本書を読んでいただければ、と思う。
ホロコーストはなかった!?
これも衝撃だった。そんな訳ないよね?アンネの日記は??
本書『『ジャパンズ・ホロコースト』解体新書』では、『ニュルンベルグ裁判の完全崩壊』の著者 加藤継志氏へのインタビューにて、いわゆるホロコーストの欺瞞に迫っている。詳しくはぜひ本書を読んでほしい。
ニュルンベルグ裁判というのは日本で言うところの東京裁判だ。ネット上では加藤継志氏は歴史問題研究家としかわからない。だが、『「アンネの日記」は嘘なのか?』という本も上梓しており、この件に関して、一定の専門家であることは確かなようだ。
残念ながら私は加藤継志氏の本は両方とも読んでいない。だが、『「アンネの日記」は嘘なのか?』のAmazonのレビューによると、この本には「日記には原文も入れて7種類のバージョンがある」「それらは編集され、あるいは削除されたりして我々の手元に届くことになる」と記述されているそうだ。また、私は『アンネの日記』さえ読んでいないので、感想も何もないのだが、一部の人にとって『アンネの日記』は違和感だらけの本のようなのだ(あくまで一部の人にとって)。「恐怖感や屈辱感がリアルに伝わってこない。あまりに不自然な描写が多すぎる」と。
そして『ニュルンベルグ裁判の完全崩壊』のAmazonレビューには、1970年代のドイツ人学者の手による「戦勝国を批判する」本、『ニュルンベルグ裁判』を合わせて読むことを勧める人もいる。
大高は、ニュルンベルグ裁判では拷問が多用されたと、記述している。凄惨すぎて、この記事に載せるには抵抗がある。ぜひ、本書を直接読んで欲しい。この拷問は何のために??いわゆるホロコーストを◯っち上げるために??
つまり、30年前、マルコポーロという雑誌を潰してまで隠したかったことが、だんだんと明るみに出てきている、ということなのではないか?
ちなみにマルコポーロに掲載された西岡昌紀氏の説は、下記のようなものだ。
ちなみに、この西岡昌紀氏は医師としてHIVがエイズの原因ではない、という説もいち早く日本に紹介している(最近トランプ大統領候補と同盟関係を結んで(2024年10月現在)話題になっているRFケネディJrも同説を紹介している『The Real Anthony Fauci - 人類を裏切った男(中)』)。
改めて『ジャパンズ・ホロコースト』とは…
『ジャパンズ・ホロコースト』は今年2024年3月20日に米国で出版された。著者のブライアン・マーク・リッグ氏は在米ユダヤ人だp3。
だがリッグ氏の識者の評価はあまり芳しいものではないようだp203-p205。特に論文の指導教官のイェール大学教授はリッグ氏のデータ収集の手法などは評価するものの「リッグ氏は実際には知識人でも歴史家でもなく、学者には向いていない」とし「大学院への推薦を拒否した」そうであるp203。もちろん左傾の教授からは大絶賛である。
アマゾンの『ジャパンズ・ホロコースト』の書籍紹介文には、
と、あるのだという。『裕仁』とは昭和天皇のことだ。ったく失礼なっっ。
そんなことが行われていないのは、上記の通りである。また下記noteでは世界中の識者や現地人々の声をまとめてくださっている。
『ジャパンズ・ホロコースト』の厄介なところは、英文で出版されているので、世界中の読者に誤解を撒き散らすことになることだ。英語にそこまで明るくない日本人は、すぐには反論できない。本来であれば、外務省などがすぐに対応して、反論文などをウエブなどに公開するべきだ。だが、外務省は例によって沈黙したままだ。
さらに、一般市民を虐殺した東京などの大都市の空襲や、広島・長崎に投下された原爆こそが、ホロコースト(=一般市民の大量虐殺)ではないか。著者は最終章である第7章で、『今こそ日本は「原爆投下は国際法違反の戦争犯罪だ」と宣言せよ』と告げている。これは何も『復讐』や『恨み』『怨嗟』からの言葉ではない。「何も反論しないことは、肯定したことと同じ」になるからだ。『ジャパンズ・ホロコースト』の内容について個別具体的に反論することと同じぐらい重要なこと。すなわち日本人にとって、本当の虐殺と何なのかをはっきりさせるためだ。
国民党の流れをくむ米国の抗日連合の副代表は図々しくも下記のように述べている。
終わりに
本書『『ジャパンズ・ホロコースト』解体新書』は、戦後の最暗部を明るみに出そうとする試みの一つである。正直なところ、暗い気持ちになる。
特にニュルンベルグ裁判における拷問には顎を◯だくなどの表現があり、東京裁判ではどうだったのだろう?と心配になった。
考察などについては、すでに記事本文中に記載した。
あえて付け足すとすれば…
日本が日露戦争に勝った後、日本に清の官僚やそれまで科挙を受験していたシナの若者たちが大挙して日本に留学しにきたことがあった。1898年から1907年の10年間だったという(『近代中国は日本人がつくった』)。その間に、日本の文明開花と明治維新、そして大量の和製熟語(欧米の政治経済科学技術の術語を日本語に訳したもの)を盛大に吸収した。その時に米国は「こりゃまずい、いずれ日本がシナを支配するようになるかもしれない」と思ったのではないか?その時の日本側にはまったくそういう意図はなくとも。そして大量の留学生を米国の大学で受け入れるようになり、日本への留学ブームは終わった。だが、米国や欧州で吸収した知識は結局シナ語に訳さなくてはならない。だからその後もシナ側では日本語を学ぶことで西欧の政治経済科学技術を吸収し、シナ語に訳すことは止まらなかった。
日本と米国は太平洋を挟みながら、そういう潜在的な競争関係、あるいは競合関係にあるのかもしれない(石原莞爾もそのようなことを言っていた??)。
同じようなことがロシアや東欧を巡って英国とドイツにも起きているのかもしれず、それが「ドイツと日本は2度と立ち上がれないようにする」の淵源にあるのではないか?…と、これはまったく私の妄想であり、根拠を問われれば、何もない。根拠はないが書いておくことにする(そういう全体像が知りたくて『日米衝突の根源 1858-1908』を読み始めたが能力不足で全然進んでない💦)。
どうやら私は「インタビューを読む」のが苦手なようで、本書を読んで読書感想を書くのに思いのほか、時間がかかってしまった。
至らない点は、どうぞご容赦くださいませ。
ここまで読んでくださって、ありがとうございます。長くなりました。私が今必要だと思うことは、みんな盛り込ませていただきました。読んでくださったことに感謝します。
引用内、引用外に関わらず、太字、並字の区別は、本稿作者がつけました。
文中数字については、引用内、引用外に関わらず、漢数字、ローマ数字は、その時々で読みやすいと判断した方を本稿作者の判断で使用しています。
おまけ:さらに見識を広げたり知識を深めたい方のために
ちょっと検索して気持ちに引っかかったものを載せてみます。
私もまだ読んでいない本もありますが、もしお役に立つようであればご参考までに。
ニュルンベルグ裁判
欺瞞を告発する本たち。
下記は1979年刊。原本は1972年。ドイツ人教授による本。
下記は1992年初版の復刊。注が省かれ誤字脱字が多いそう。初版本は絶賛のコメントあり。
『ジャパンズ・ホロコースト』を一冊で反証!を期待
『ジャパンズ・ホロコースト』を一冊で反証!してくれるのでは、と期待している本。これから読む予定。
『ジャパンズ・ホロコースト』を反証する本など
プロパガンダ戦について
下記は上記書籍を執筆するきっかけになった本だとのこと。