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10年間の車営業ウーマンが生み出す優しいカフェの運営ノウハウ

「ビジネスは始まる前にセールスを学びなさい!」
ロバート・キヨサキさんがなんども本の中で話した言葉。
セールスという厳しい世界を経験するからビジネスに置いて大事なことが見えてきますよね。

「ありがとうございます、こんな怪しいところに入ってくれて」
へえ?
私はオーナーの声の方向へ目をむいた。
「新規顧客?」

たまにこの店の前を通ったお客様と話をしていた。

「いやあ、この前知人に教えてもらったけど、ちょっと気になってね。」
「ありがとうございます、こんな怪しいところに入ってくれて」
「パン屋さんなの?」
「はい、このように前もって作ったパンがあります。」


陽気な若いオーナーさんが元気よく話をしていました。

確かに、ここはちょっと怪しな店。
というより、この建物自体は怪しいかもしれない。
ここは、美容室もあり、ネイルサロンがあり、
整体師がいて、そしてカフェもあるような感じです。


個人レベルのモールですよね。 (笑)

とにかく怪しい。。。
名前の看板もありません。

でも、このコロナの時期でも毎日オーダーは入っています。
どうして、このどこにも宣伝されていない、
田舎の中のカフェはコロナ時期でもビジネスできるか不思議でたまらなかった。

先ほどの新規顧客が去った後
オーナーさんに聞きました。

「実は、茨城で10年間車営業して、営業した時のノウハウかなあ。
すべては関係維持ですよ。
車を売ったときもほとんど車の話をしていなく、
お客様の話を話していました。」


30代前半の活発的な女性が話を続けて
「話すのが大好きでね。それしかないです。」

実は今、この店でNoteを書いています。
こうして書きながら、この元気な営業ウーマンからビジネスを学んでいます。(笑)
売っている人はなぜか全員プライベートの話をします。


まったく売っている気配はありません。
コミュニティーの中で商品とお金が交換されている感じです。

居心地がいい。
優しくて元気な小さなカフェ。

実は、最近ちょっとしたビジネスの悩みがあります。
人間関係をベースにしたビジネスモデルはなかなか見つかっていません。
ネットを見ると

「劇的売上アップのノウハウ」
「今すぐ1000万を稼ぐ○○の方法」
どれも美味しそうなタイトルだけど、
毎日のように見ると、違和感を覚えます。

ビジネスって、そのように運営しなければいけないですか?
もっと、人間が好きだというスタンスで運営できませんか?

「ピアスかわいい!いつもおしゃれだなあと思っていますよ。」
褒めるつもりでほめているのではなく、
単に気になるからさりげなく言う言葉。

一人一人のお客様、またお客様の家族と向き合いながら、
元気よく「いつもありがとうございます」を話す彼女は、
私に一瞬希望をみせてくれました。

そのような元気と気遣いがあるから
コロナの時期でも彼女のことを気になってパンを買いに来る人がたくさんいます。
近所に属した経営の仕方はこのモデルだなあと、気づかせてくれています。

10年の車営業から、彼女が学んだすべてがここで生きています。
ちょっと「怪しい」店かもしれないが、
人の心を繋ぐ大事なスポットですね。

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