産後ケア行ってきたよレポ

※9/15 目次を追加しました
産後ケアについては、母子手帳をもらった際に保健師さんから説明を受け、利用したいと長らく思っていたがついに利用できた。
結論から言うと、利用して本当に良かった。

あくまで私の体験談なので、参考になれば幸いである。実際に利用する際はお住まいの市町村の保健センターや病院、助産院などにお問い合わせを。

1.産後ケアを利用した動機

産後2ヶ月。第1子のため育てやすさ云々や手がかかる云々はよく分からないが、シンプルに疲れた
3ヶ月くらいからという赤ちゃんも多いと聞く黄昏泣きに0ヶ月から悩まされ、夕ご飯を夫と同時に囲むのもままならない。
夜間授乳は子の希望に任せているが、三度の飯より(三度の飯も好きだが)寝ることが好きな私には堪えるものがある。母乳+ミルク+寝かしつけ+哺乳瓶洗浄消毒で1時間弱かかるのがしんどい。起きたついでにスマホを見てしまうのも、やめた方がいいと思いつつやめられない。
加えてかなり飲みムラがあり、母乳やミルクを飲まず暴れることもある。子は産後入院中、胆汁性嘔吐を二回ほどやらかしており、かなり授乳に対して苦手意識というか、上手くいかないことに不安がある。
日頃の家事もおろそかになりがちだし、束の間の自由時間は子の気分で終了する。
夫には「あやせば笑うし、元気に泣いてるし、順調に成長してるでしょ」と言われるにもかかわらず、SIDSについて調べるのをやめられない。子が泣いたらイライラしてしまう。夜中に泣き止まない子を抱きながら自分まで泣いてしまい、夫を起こしたこともある。ひどい親だが、可愛くないとさえ思う日もあった。
そんな状況を打破し、楽しく育児したかった
のが利用したきっかけだ。あと、美味しいと評判の良い産院のごはんが食べたかった。

2.我々家族について


①私…不妊治療(体外受精)で妊娠し、子が大きすぎて帝王切開で出産。他の新生児の小ささに驚く。変なところで心配性かつメンヘラ気味。平日日中と毎日深夜はワンオペ。実母は他界しており、育児について相談するとしたら義母だが、あまり頼りたくない。夫を頼れるのにこんなに疲れているだなんて…、こんなに育児が下手だなんて…、と落ち込むこともしばしば。

②夫…子を溺愛している。育休なし。家事や育児など、私ができていない部分を一手に引き受けてくれる。楽観的な部分もあり、二人で沈んでいかないのはありがたい。夫のおかげでとても助かっているにも関わらず、定期的にメンヘラをやらかす私。

③子…我が家の長女。3800g越えで生まれた。とてつもなく可愛い。+1ヶ月に間違えられる。混合育児。0ヶ月で黄昏泣きデビュー。生活リズムがしっかりしてはりますなぁ。最近あやすと笑うようになり可愛さがさらに加速しているが、ギャン泣き+海老反りコンボにより母を全身筋肉痛にする。スクワットし続けないと泣きやまないのなんとかならないですかね?

3.申し込み

私の住む市町村では、産後ケアの登録番号?を保健センターで発行してもらい、産後ケアを行っている事業者や病院に直接自分で申し込むという方法をとっている。対象は1歳未満の赤ちゃんとお母さん(宿泊型は4ヶ月未満。それ以上の月齢だと人見知りが出始めるため難しくなってくるらしい。)。利用者が支払う金額は市町村から補助が出るため、手出しとしては補助なしの料金の1/5程度となっている。
産後ケアには以下のような利用形態がある。
ショート型…病院や助産院に赴く方法と、助産師さんに来てもらう方法がある。1~2時間ほど授乳や子育てに関する相談ができる。1200円。
ロング型…私の市町村では1つの病院でしか実施していない。4~5時間。希望すればご飯も出る。2000円+食事代。
宿泊型…ロング型と同じく、1つの病院でしか実施していない。子を預けて外出も可能とのこと。5000円+食事代。
与えられた補助枠は5回で、うち宿泊型は2回まで、とのこと。多胎の場合は×人数分増えたはず。
私は今回利用した病院で出産する予定だったが、諸事情により転院したので、ご飯が美味しく全個室の当該病院に泊まってみたい!ということで、宿泊型に申し込むべく病院へ問い合わせ。まずはショート型を利用し相談をしてくださいね、とのこと。

4.ショート型で宿泊時のプランニング

動機にある内容を相談し、宿泊当日のプランニングと、母測をしてもらった。相談ついでに子宮がん検診も受けてきた。(こちらも市町村の補助を受けた)産後ケア利用では子を連れて行くので、受診もついでにしたい時は病院に予め確認した方がよいと思う。言い方が悪くなってしまうが診察の時に邪魔になってしまうし、不妊治療外来と婦人科外来が分かれていない病院なので…。

5.いよいよ宿泊

いざ宿泊当日。夫は一日子に会えないことを寂しがっている。子を一日預けられると喜んでいる自分が情けないが、マイナス気分を払拭するために産後ケアを利用するのだ。フル活用しようではないか。
病院に言われた持ち物は、母子手帳、診察券、保険証、自分と子の着替え、哺乳瓶とミルク、おむつ、おしりふきなど。一泊なのになぜかキャリーバッグと大きいトートバッグがパンパンになった。タオルとドライヤー、シャンプーなどは備え付けのものがあったので、持っていったが使わなかった。
ミルクについては、飲みムラがある子なので適宜足してもらうことがあったため、缶のまま持参してよかった。少しかさばるが、スティックタイプやミルクケースに入れるのではなく、缶のままの持参がおすすめ。哺乳瓶については適時消毒してもらえたので、2本持参したが1本でよかった。
シャワーの際に子を預かってもらうことを見越し、お高いトリートメントとスクラブを持参した。パックとかも持っていけばよかった。

スケジュールとしては以下の通り。
9時…授乳、慌てて哺乳瓶を消毒し出発
10時…病院着。個室へ案内される。
12時…お昼ご飯。焼きたてパンと味噌ラーメンとゼリー。授乳。
13時…子を預かってもらい外出。子の口座開設と馴染みの服屋に行き、コンビニで生チョコとカフェオレを購入しのんびりおやつを食べた。
15時…病院に戻る。授乳。
このあとは授乳の際のみ連れてきてもらい、原則預かってもらうこととした。その間は自由時間!ゲームをしたりYouTubeを見たりした。
18時…夕ご飯、授乳。ハムにポテトサラダを挟んだカツがとても美味しかった。
21時…授乳。夜間は完ミでお願いすることにした。夜間は何度か目覚めたものの、6時前までゆっくり休むことが出来た。
7時…授乳。
7時半…朝ごはん。再び焼きたてパン。幸せ。
9時…漢方相談のため私受診。その間子の貧血疑いのため採血。
10時…授乳。
11時…採血結果を聞く。
12時…帰宅。

①休息・リフレッシュ
ホテル並みに広くてきれいな和室
に案内された。
布団が一組しまってあったので、情勢にもよるだろうが産後入院中には夫なども一緒に泊まれるのだろう。シャワーとトイレ、洗面台も部屋にあるため部屋の中で全てが完結できる。
長い間預かってもらい、自由な時間がたくさんあったため、リフレッシュがしっかりできた一方、子と少し離れただけで寂しいというか喪失感があり、子がかけがえのない存在であると実感できた。

個人的にとても嬉しかったこととして、長らくお世話になっていた胚培養士のお姉さんが、個室まで会いに来てくれた。子のことも見ていってくれたらしい。好き。

②子育て全般についての助言
宿泊中毎回母測することにして、授乳量の過不足についての対策を練ってもらった。飲みムラが一日の中でもかなり激しいことがわかっただけでも大収穫だった。
黄昏泣きについては原因不明な部分も多いので、色々と環境を変えてみる旨助言いただいた。
一泊したからこそのアドバイスをいただけたのがとてもありがたかった。

6.まとめ

産後ケアを利用してとてもよかった。子を預けっぱなしにすることに少なからず罪悪感があったが、割り切って預けてしまってリフレッシュに徹することで、次の日から切り替えて楽しく子と向き合えるのであればそれに越したことはないと思う。リフレッシュ時間、育児のアドバイスをいただく時間を長めにとるため、お金はかかるが長い時間の利用とすることをおすすめする。
また、育児中は自分のためだけにご飯を作るのが難しくなるため、病院が選べるのであればご飯が美味しいところを選ぶのもおすすめ。

最後に、私は産後うつの診断を受けたわけではない。育児中は誰でも、落ち込むことや悩むこと、イライラすることがあると思う。そういった気持ちが大きくなりすぎる前に、産後ケアを利用できてよかったし、悩めるお母さんにこそ利用してほしい。私に残された枠は最大で宿泊型1回とロング型2回分。フル活用して気分転換しつつ、楽しく育児を頑張りたい。育児中の皆さん、それぞれ大変だと思いますが頑張りましょう…!

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