瑞垣くんと海音寺くんと3
「俺さ、特に理由はないけどこの人のこと好きだ!って思うことがあって」
「…ふぅん」
「学校の先生とか、よく行くコンビニの店員さんとか、なんかすげえ好きって思ったら、案の定良い人だったってことが多いんだ」
「へー、そんなに誰でも彼でも好きになるんや」
「ちげえよ、ほんまに極小数の人だけ。でな、瑞垣のことも、はじめからなんか好きじゃなって思ったんだ。そしたらやっぱり、おまえは良いやつじゃったから、直感を信じて良かったし、一緒に試合を作れたのが瑞垣で良かったって思っとる」
「はいは