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urbmm
コインランドリー #2
どうしてだろう。
エモい、っていう言葉が似合うんだよな。
一日の途中に、一日の終わりに、
洗濯をするためにランドリーに訪れる人々。
それぞれに、どんなストーリーがあるんだろうか。
もしかすると、洗濯機が壊れたとか、
引っ越ししたばかりでまだ洗濯機がないとか、
そんな理由かもしれない。
あるいは、今日は散々な目にあったから
一日の最後くらいはほかほかの布団や毛布に包まれたいとか、
そんな素敵な話があってもいいかもしれない。
雨の日に集まる人々は、
気分の上げ方を知っている人が多いのかもしれないなあなんて思う。
それから、洗濯が終わるまで、ぼーっとする時間。
何かを考えていたり、何も考えていなかったり。
エモいという言葉が似合うような、
そんな時間がそこにはあると思う。
洗濯をするっていうのは、生活の中で欠かせないイベントなわけで。
それを誰かと共有している事実がここに存在するわけで。
何より面白いなと思うのが、
その時間っていうのは、共有しているようで、自分だけの時間なわけで。
自分の時間を過ごす人々が集まる場所なわけで。
そう考えるとカフェで過ごす時間にも近いものがあるのかもしれない。
そうか。だから、コインランドリー×カフェなんてお店もあるわけだ。
妄想で書いてはいるけれど、
実は私、コインランドリーに行ったことがないんです。
本当はこんな妄想とはかけ離れているのかもしれないけれど、
なんだか素敵だなって思えることが増えた気がする。
それだけで、もう十分、
今日っていう日はエモいなって言葉が似合っちゃう。
読んでくれてありがとうございます。
美保