靴下うらがえしの話
その昔、小中高生の時のムスコの靴下のニホイは、
もはやある意味兵器であった。
特に野球少年であった頃の靴下のニホイたるや。
浸け置きするのにお湯につけた瞬間
立ち上る毒ガス。(´-ω-`)
吸ってはダメ!!!危険!!
という、毎回命がけの洗濯であった(笑)
しかし、チョコ先生はそれが大好物で
脱ぎ捨ててあれば間違いなくゲットして、
それを取り上げられるまでフガフガと
堪能しているという状態であった。
ムスコのものでも、洗濯済みの靴下には全く
キョーミを示さないので、あきらかに
「青春のニオイのするもの」がお好みであったようである。
たまに間違ってオットの脱ぎ捨てた靴下を
うっかりくわえてしまい、
「ないわ〜」
って顔をしてポトリを落として去っていったのを
何回か目撃したことがある。
うん、それはないわ〜←全面的な同意。
やはりオットの靴下と、ムスコの靴下とは
なにか、根本的に違うものなのであろう。
それをかぎ分ける力はワタシにはないし
かぎ分けたくもないので、
そのあたりはイッヌのみぞ知る世界。
そんなわけでその青春の靴下を愛好していたのは
チョコ先生だけだったので、
その宝物をチョコから取り上げて
洗濯するのがワタクシのお仕事であった。
その際、いっっつもいっっつも思っていたのは
「ちゃんと裏返しておいてよぉぅ!!」
ということであった。
これは、ムスコだけにとどまらず、
ムスメにもオットにも何度も言ったが、
みなさん特に夏場は、帰宅後、一刻も早く
蒸れた靴下を脱ぎ捨てたい衝動に駆られるらしく
もはや親の仇のように、裏返しに脱ぎ捨てるのである。
ムスメなぞは、イカの抜け殻のようになったパンスト
というパターンもある。
そしてみなさん、そのままの姿で洗濯カゴにイン!
・・いや、それ誰がまた裏返すんだ・・。(。-`ω-)
靴下は自分で勝手にクルリンと裏返ってはくれないのだ!
脱ぎたての人肌しっとり(じっとり)状態では
ないにせよ、それなりに本日いろいろ吸ってきました
という顔をしている靴下の中に手を入れて
ひっくり返すというのは、なかなかに修行である。
脱ぎ捨てるご本人がちゃんとしておいてくれれば
それでいいのである!
それを幾度となく申し伝えてみたものの、
「ひゃ〜靴下早く脱ぎて〜!!」という状態になって
帰宅する人々の心には一向に届かないのであった。
そんな月日が流れ、そのうちもはやひっくり返すことを
諦めたワタクシ。
みんな自業自得よ!
綺麗になってなくても自分の責任だからね!と、
責任の所在だけは明らかにしつつ、そのまま
裏返し洗濯を続けていたのだが
先日テレビを見て驚いた!
以下、まとめ記事を抜粋。
“裏返し洗い”でニオイ激減
メーカーが推奨する靴下の正しい洗い方とは、ずばり「裏返して洗う」こと。その理由は、靴下の表と裏が異なる繊維で構成されているからです。
多くの靴下の表側には風合いのよい「天然繊維」が、裏側には靴下がずり落ちないように伸縮性のある「化学繊維」が使われています。化学繊維は伸縮性を持たせるために縮れた構造をしているのですが、ここが落とし穴。足の皮膚や角質などの「たんぱく質汚れ」が絡みつきやすくなるのです。さらにたんぱく質汚れは、洗剤で落ちにくいという特徴があります。汚れの残った靴下を履くと、足の常在菌がそれをエサに増殖し、いやーなニオイを生み出します。
だからこそ靴下は、裏返した状態で洗濯機へ。たんぱく質汚れが付いた裏側が、ほかの洗濯物や洗濯槽と直接こすれあうことで、汚れが落ちやすくなるのです。横浜国立大学の大矢勝教授に、2週間「裏返し洗い」を続けた靴下と「表洗い」を続けた靴下を調べてもらうと、洗濯後のたんぱく質汚れの量に3倍近くの差があることが判明。
靴下のニオイでお悩みのご家族に、3週間「裏返し洗い」を続けてもらったところ、1日履いた靴下でもニオイをあまり感じないほどに、靴下がニオイにくくなりました。
ぎゃー!!!(*'▽')
途中から、元に戻すことを諦めて洗濯していたワタシって
すごい!!←そこじゃない
それはさておき、「そうなんだ!知らなかった!」と
テレビに向かって親し気に話しかけてしまった。
実験では、毎日お仕事終わってオットが帰ってくると
部屋に充満してすぐわかる、というくらい
靴下のにほいが強め、という方が実験台になって
その洗濯法に変えたら、妻も子もビックリするぐらい
無臭に近かったという話。
家族みんなハッピー!パパ大好き!!ちゅっという
大変すてきなエンディングでございました。
みなさまも、ご家族もしくはご自分の靴下を洗う時に
ぜひお試しください。
いや~、しかし。
あんなに声高に「裏返せ運動」を繰り広げていたワタシの
あの心労を返してくれ・・と思う気持ちもないわけでは・・(´-ω-`)
「アタシは返さないです!!」
なんとなく毎日読むのが楽しみだなと思っていただける文章を書き続けたいです。チョコ先生は腎臓と膀胱にステントを通しており、てんかん発作もあり、さらに胆嚢液体膿腫で胆のうを摘出し、いろいろとオペしてる身の上ゆえ、いろいろともろもろと服薬や治療食などにお力添えをいただけると嬉しいです!