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シルクロードの旅: 1984年

1983年、中華人民共和国は、外国人の国内一人旅を許可しました。
その次の年に、シルクロードを目指して約1ヶ月半中国を旅行しました。
初めての海外旅行でなおかつ初バックパッカーデビューでした。

掲載の写真は、当時撮影したリバーサルフィルムとプリントした写真をスキャンしたもので、退色、劣化およびヨゴレなどがありますことを御了承ください。また、写真も下手です。

時代的に、文革の雰囲気の残る暗い時代の写真で、今では見れない風景もあります。
1ヶ月半でほぼ中国を1周しましたが、特に、シルクロードと仏教の伝播に興味があり重点的に西安からウルムチ方面を歩きました。

西安

西安はシルクロードの入口であり、唐の時代には「長安」と呼ばれ首都の役割をしてました。

西安の外壁
鐘楼
大雁塔
大雁塔からみた西安の町並み
小雁塔
小雁塔


清真寺: イスラム教寺院
イスラム教徒の祈り


秦の始皇帝陵 遠景
華清池

西安郊外にある楊貴妃で有名な華清池に行った時の写真です。
一緒に写っている背の高い男性は、公安局外事課の人間です。外国人は全てスパイ扱いで、どこでも必ず尾行してきました。
後ろをチョロチョロと目障りなので、「一緒に歩こう」と声をかけました。
彼は自分の名前を名乗り、いろいろと世間話をしながら一緒に昼食を食べ、ビールを飲んでいたら、彼は急に真顔になり、
「実は、さっき言った名前は、本名じゃ無いんだ。本名は・・・」と話し出しました。私は、「そんなことどうでも良いよ」と笑いながらお店から出てきて撮ったのがこの写真。彼は東北・・つまり、大連とかそっちの方の出身との事。私が166cmあるので多分180cm以上の身長があるけど、北方の人はこの様に背の高い人が多い。

酒泉--嘉峪関

酒泉の近くには嘉峪関が有ります。万里の長城の終着点とも言われています。

背景に見えるのが万里の長城
嘉峪関

敦煌

酒泉から敦煌までは乗り合いバスでした。

莫高窟入口でバスで知り合った香港人と日本人の学生達で記念撮影
月牙泉
鳴砂山
鳴砂山 山登り国際大会(笑
列車より望む天山山脈

トルファン: 交河城

トルファンの郊外に交河城という遺跡がある。ドミトリーで知り合った日本人数人でジープをチャーターして砂漠の中を遺跡まで行く。途中エンコしている大型トラックが何台もあり、運転手が助けを求めていたがシープの運転手は全て無視。

タクラマカン砂漠では時として横からの強風が吹く。その風で小石が吹き飛ばされ顔に当たるととても痛い。という事で、上記の写真の人は急に吹いてきた強風から身を守るために急いで遺跡の陰に入ろうと駆けだしている。

チャーターしたジープ たぶん軍の車だと思う
遺跡より望む交河

私は、ウィグルが好きだ。それまでずっと暗い漢民族の町ばかりを通過してきて明るいウィグルに触れた時、本当にホッとした。
人の温かみを感じた。初対面でも結婚式には呼ばれたり、なにより人として心からの笑顔がとても嬉しかった。救われた。
そんな人々を弾圧し民族浄化をしている事に断固抗議をする。

ウィグル人の子供達


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