猫派か犬派か? 生物学的に終止符を打つ(テキスト版)
猫派か犬派か
猫派か犬派か、これは永遠のテーマと言えるでしょう。私は以前から、今もずっと犬派です。なぜ犬派になったかと言うと、小さい頃、おばあちゃん家でシェットランドシープドッグ(シェルティ)を飼っていました。コリーのような見た目と毛色と、とても愛らしい犬でした。一緒に散歩したり遊んだり、かけがえのない時間を過ごしました。
犬好きか猫好きかは社会情勢や生活スタイルの変化などトレンドもありますが、平均的に見ると常に拮抗している状態です。
「Googleトレンド」のデータを活用して、2004年から2022年の18年間のデータを用いて、犬と猫の検索人気度を検証してみると、以下のような結果になっています。
また、ペットフード協会によると、2023年12月22日時点の全国の犬の飼育頭数は約684万4,000匹、猫は約906万9,000匹です。犬は前年から約20万匹減り、2005年以降で初めて700万匹を割りました。一方、猫は前年から約23万匹増えています。
そんな猫派か犬派か、といつも比較されていますが、今回は生物学的にアプローチして、この問題に終止符を打ちたいと思います。
犬と猫の共通の祖先
犬と猫は、見た目も性格も大きく異なります。犬は人懐っこく、猫は気まぐれなイメージがあります。しかし、生物学的に見ると、犬と猫は共通の祖先を持つことが分かっています。
その共通の祖先は、ミアキスという動物です。ミアキスは、今から約6500万年前から4800万年前にヨーロッパから北米の森林に生息していました。ミアキスは、森に残ったものと草原に進出したものに分けられました。森に残ったミアキスは猫の祖先となり、草原に進出したミアキスは犬の祖先となったと考えられます。
犬と猫は同じ
つまり、犬と猫は同じ祖先を持つ兄弟のような存在なのです。見た目や性格は違いますが、DNAレベルでは繋がっています。
猫派も犬派も仲良く
猫派か犬派かでいがみ合うのはナンセンスです。私たちは、それぞれの魅力を認め合い、仲良くしていくべきではないでしょうか。
全ての生物は繋がっている
犬と猫だけでなく、全ての生物は共通の祖先を持ち、DNAレベルで繋がっています。生物多様性を尊重し、全ての生物と共存していくことが大切です。
それではまた。
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