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作品 〜相棒

私のために、誰かのために記します。



親の暴力的な言葉で首を絞められて育った

それがはっきりとわかったのは親元を離れて二十年以上経ってから

気づいた今も
数日前に言い放たれたひと言で苦しんでる

もう呪縛から自由
そう思いながら
身体が動かない…

こんな時はまるで誰も信じられない
話される言葉は息苦しさの隣を通り過ぎる

一生懸命に作られた
作品だけが希望の光を感じさせてくれる

自分が残してきた作品を聴いて
自分を信じる
そこから始める

誰かの作品にまた気がついて
温かくなる

家族が敵ってどうしようもない

哀れな人
気づきもしない
繰り返している苦しみの原因に

まるで絶対的な安全地帯にでもいるかのように
悪気もなく否定する
聞く耳など最初から持っていないかのように
今じゃ痛みも感じなくなったのかも

鈍った感性
育てなかった知性

今も他者の思考回路は認めないことは想像に難くない
だから私
私が得た情報を知らせることもなく

その間、安心して論理立てて話す機会がなかった子供の頃を、客観的に、そして身にしみて知った

話をして
互いにそれぞれの考えで
自分のことを決めたらいいのにね

相手の考えを認めない

自分で子供に向き合わなかったから
今になって大きな精算

向き合えるはずも無かったんだね
我が父は


勿論私
一太刀あびせたけれど
相手の不意打ちに深傷を負って休養中


私の味方
私の歌
だから私は私の歌からは離れない
どんな歌でも私の命そのもの

ふさぎ込んでいるときも
作品を残しなよ
どんな形でも

沢山の人の耳目にのぼるには
その努力が必要だけど
先ずは自分のために
瀕死の心と身体を助けるために
自分を信じて立ち上がるために

自分の感覚を信じて作ったものは
思いがけず苦境を脱する助けになる
私の場合

そんなことを話す
いつものように
作品を作る人に

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