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しいたけのバタポン焼きは、秋の始まりにぴったり

一年中あるけれど、しいたけは秋が一番似合う。
さっぱりしていて風味のある、しいたけのバター焼きポン酢風味。
パクッと食べると「もうすぐお鍋の季節だな」って思います。

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小さいときはしいたけが苦手だった。
なんだか、ぐにゃっとしていて香りが好きではなかった。
いつの間に好きになったんだろう。
大学の頃には食べていたなあ。

だから私には少し大人の味(笑)。
好きではなかった香りを、今はうっとりかぐ。

今の季節は丸のままで食べると「秋の始まり」気分。

今日はバタポン焼き

しいたけに少しだけ塩をする。
すると、焼いているとひだひだからおいしい汁が出てくるのだ。
丸のまま調理するときは、ひだひだを上に向け、黒い傘を下にする。
キノコから出てくるおいしい汁をこぼさないように。
フライパンにバターを溶かす。
そこにしいたけをそっとのせる。
じっくり焼いて、ひだに少し「涙」が出てきたら、ポン酢を注ぐ。
ふたをして、じわじわ弱火で焼く。
ポン酢がしいたけにしみていったなと思ったら、火を止める。

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ポン酢をこぼさないように、そうっとお皿へ。
万能ねぎをたっぷりかける。

ひと口でパクッといただくと、ほんのりバターの香り。
しいたけの汁がジワジワッと出てきて、ポン酢と混じる。
ポン酢は火が通っているので、酸味が柔らかくなっている。
万能ねぎがアクセント。

なんだか、お鍋を食べている気分にもなる。

お酒のつまみにぴったりだけど、ごはんにも合う。

おしょうゆにすると、香ばしくて、これもおいしい。
ポン酢だとおしょうゆよりもさわやかな風味になる。

どちらにしても簡単だけど、複雑な味もして「あと一皿」に便利。

グリルで焼いてもおいしいけれど、しわしわに縮んじゃうことがある。
忘れないで火加減を見てね。

しいたけは丸のまま、だしで煮てもおいしい。大根や肉団子とも合う。

四つ切にしても煮物、細切りにして汁物、刻んで炒めたり・・・と使い勝手がいい。

調理法はいっぱいあるよね。

栄養素も多いし、歴史も長い

しいたけには、栄養素がいっぱい。
コレステロール値を下げるエリタデニン、がんの抑制効果のあるレンチナン、ビタミンⅮの補給に役立つエルゴステロールなどなど。
(とにかく体にいい!)
干すとビタミンⅮが増えるので、ちょこっとでも日に当ててから調理するといい。

歴史も長い。
日本では室町時代に、足利義政に干しシイタケが献上された記録があるそうな。

私にとってしいたけは、頼れる武士のようなイメージ!

しいたけは味わいが深いから、そんな昔に思いをはせながらいただいてもいい。栄養たっぷりで、おいしいしいたけ。
まだ残暑があるけれど、これからの秋の夜長にもどうぞ。






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