冷蔵庫企画最後の発表とありがとうを贈ります
冷蔵庫企画の締め切りからもう1か月たちました。
発表からも3週間!
数々の冷蔵庫が集合して、盛り上がりました。
最後にもう一度の発表
でもまだ私の中では終わっていないなという気がしています。
ジャンルが多岐にわたったこと。
拾いきれなかったすてきな作品があまりに多かったこと。
このまま終わるのは惜しいなあ、という思いです。
特に私はエッセイとレシピ賞プラス2つだったので、小説や詩などは拾えなくて。心残り。
もともとこの賞にはサポートもありません。
だから選ばれても、何かいいことがあるわけでもないんです。
でもすごくよかった記事をもう一度、あげたい!
という気持ちが冷めやらず。
チームのフリーザさんと緑川凜ちゃんに「ねえねえ、いい?」って相談して、最後にもう一度賞を贈呈することにしました。
勝手に名づけてクール賞✨
私の独断で選ばせてもらいました。チームとも話しましたよ。
基準は、企画が終わっても記憶と心に残り続けている作品。
私には賞状を作る技もオーラを見る力もないので(残念)、講評のみでお許しください。講評というよりも感想ですね。
フリーザさんが整理してくれた名簿順にアップします。
✨夕雪*さん
今は主婦として、冷蔵庫をパンパンにしている夕雪さん。
でも独身時代にはちょっとちがう?冷蔵庫の使い方をしちゃいました。
ああ、いいたいけれど、これは読んでのお楽しみ💕
お茶目でかわいい夕雪さんが垣間見える作品。
冷蔵庫を通じてその人がちょっと見えると、うれしい。
✨あおはるおじさん
彼は自ら「彼はいつも小難しいことを記事にして、論理武装をして、いかにもしっかりものですよーをアピールしています」と書きつつ、冷蔵庫をオープン!! なんとモザイク画像までして見せてくれます😆
「冷蔵庫を見ると性格がわかる」というのは私にはめちゃめちゃ耳が痛いのですが、そう書いたあおはるさんが、安心感も与えてくれる高等技術。そしてこのあと、冷蔵庫を見せてくれる投稿も増えたのでした👍
✨Miwaちゃん
企画紹介がメインだけど、冷蔵庫オープンしてくれて、これが傑作で。
スカッとするくらいスッキリ! 文章がユーモアいっぱいで笑わせてくれちゃって、読み終わると気持ちもスッキリしました。
「ビールとナタデココではレシピ作れないわ」って突っ込みたかった~!
あ、これはボケか。
✨旅野そよかぜさん
喫茶店を舞台にした短編ですが、ストーリーにグイッと引き込まれます。
ポイントの一つは業務用の台下冷蔵庫、コールドテーブルというもの。審査員一同、誰も知りませんでした。もうひとつは登場人物のキャラクターが立っていること。マスター、お嬢さん、そして納入業者で常連客の梅さん。それぞれの性格や姿が見えてきます。読みごたえがあって、お見事でした!
✨たけひろ・しんじさん
なんと冷凍ボロネーゼだけの選手権です(しかも200円以下で)。大きな冷凍庫の冷蔵庫が想定外の大活躍。リモートワークの現状では、冷凍食品が役に立ちますね! こういう人は実際、多いんじゃないかなあ? 詳細なレポートもすばらしいですよ。私も1位の揚げなす入りが食べてみたくなりました。
✨吉村伊織さん
息子さんの大好きなバニラバーが、冷蔵庫の危機を救ってくれた!うわあ、大変、でもセーフ!というエピソードと書き方がおもしろいんです。
息子さんとのやり取りも再現されていてかわいいし、結びもいい感じ。
よかったですね、冷蔵庫が救われて、とほっとします。
✨やらぽんさん
何度となく、冷蔵庫企画を応援してくれたやらぽんさん、ありがとうございました。でもだから選んだのではなく、この記事のノスタルジックな空気感に胸をつかまれました。若く、駆け落ち同然で6畳にキッチンの小さな部屋で暮らす新婚さん。お義父さんの4万5千円のお金で初めて購入した冷蔵庫。「神田川」の歌詞の世界が目の前に広がります。温かい、世界です。
✨丸武群さん
「チョコのために冷蔵庫を買ったやつ」(実際はもっといろいろなものが入っていたらしいです)と揶揄された学生時代の冷蔵庫。でもそこにロボ子ちゃんが入ってからはがぜん冷蔵庫と仲良くなった丸武さん。これはもう、一発ロボ子ちゃんかわいいの勝利です。かわいいもの好きの丸武さんも、かわいいですね!
✨なおみさん
おばあさまの作った梅酒が冷蔵庫の片隅に、ずっとある。なおみさんを見守ってくれています。優しい言葉が、淡々と思い出を語ってくれます。思いやりのあるおばあさまだったんだろうな、気遣いのあるお料理上手だったんだろうな。情感のあふれる詩です。
✨墨字書家・五輪さん
アリスを主役にした短編小説は折々に描かれています。これはそのうちの一編。冷蔵庫を通してみた、家族の物語。4人家族から、離婚、引越し、また引っ越し。娘が成長し、その彼が引っ越しを手伝ってくれて・・・なんと緑色の冷蔵庫は25年も持っているのでした。今回の企画の最長記録です。だいたい寿命は10~15年なので、なんと2倍! もはや家族のような存在ですね。でも壊れたら買い替えてね。添えられた創作墨字も美しいです。
✨れおぽんさん
れおぽんさんは様々な角度から冷蔵庫について4本も投稿してくれました(まとめ含む)。それぞれが示唆的で、なるほどと思うのです。実家の関係やお買い得品。この記事は夫婦のことから広がる思索。短い文で思うことをうまくまとめています。夫婦の関係、共同運営者、うんうんわかる、とうなずいたのでした。
✨自然対数乃亭吟遊さん
冷蔵庫企画なのに、「冷蔵庫がない!」と投稿してくれた吟遊さん。読むと実にミニマルな?思い切りのいい食べきり生活をしています。これはなかなかできない、と感心。そういう吟遊さんもご結婚され、冷蔵庫を購入し、中身を把握するようになったのでした。うふふ
✨清水のぼるさん
フリーザ賞に選ばれたながた整体院さんから、コメント欄をきっかけに描くように言われて書いてくださった作品。現在の日本の冷蔵庫事情がわかりやすく説明されています。必読。アイリス・オーヤマとは!
そのうえ、小説も紹介されています。『冷蔵庫を抱きしめて』〔荻原 浩:著〕、萩原浩は好きなのに、この作品は知りませんでした。まだ読んでいないので、読みたいリストに追加です。
✨秋谷りんこさん
りんこさんは2作応募してくれました。けだるさの醸し出された1作目も見事でしたが、この2作目は二重、三重ににゾゾゾ~ッとする作品です。はじめから不穏な空気がどんどん冷えていき、サーッと凍り付きます。
心の悲鳴を上げる直前に作品は終わります。このあと、どうなるの!?
聞きたいけど、決して聞きません。こわすぎて。
それでもまだ選びきれません
ほかにも上げたい作品はたくさんありました。
ここでは名前をあげませんが、候補としてはあと10作はあります。
入らない方もまたおもしろいものが多くて、結局心残りはまだあるのでした。でも全員あげたら、ただのまとめ記事になっちゃう。だから。
気持ちの賞は書いてくれた全員へ贈ります。
来てくれた冷蔵庫、故障した冷蔵庫、中のおもしろい食材、温かい家庭とお母さんのがんばり、映画の紹介、整理の仕方、生活スタイル、調味料の話、家族とのやり取り、健康的なごはん作り、おいしそうなレシピ、おもしろレシピ、小説と詩、多くの思い出。
集まった冷蔵庫には家電業界も驚くはず!
そろそろ私も冷蔵庫に別れを告げます。寂しいけど。
たくさんの応援、紹介や報告記事。
すごくうれしかったです。ありがとう!
チーム冷蔵庫と仲間たちにもありがとう。
一杯の感謝と、たくさんの実り。
冷蔵庫って、ひんやりだけじゃなくってホットなんだって教えてくれました!
冷蔵庫企画の記事はすべてここに格納されています。
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