【育休】仕事と育児 どっちが大変?
7ヶ月の育児休業も半分が経過しました。1日があっという間で、時おり仕事をしていない不安に襲われつつも家族3人で楽しく過ごしています。
そんなある日、所属部署の上司から電話がかかってきました。
「育休に入った社員には定期的に、
状況確認しなきゃいけないんだって」
おお...それを僕に言われてもなんですが...。電話越しに明らかに面倒くさそうな雰囲気が伝わってきたので「特に困りごともないし大丈夫ですよ」と電話を早々に切ろうとしました。
すると、上司は「仕事と育児どっちが大変だ?やっぱり仕事?」と質問してきました。何とか捻り出した質問だったんだと思います。
そんなの聞かなくても分かりきっているじゃないですか。
どっちも大変です
今は育休中なので、育児に専念することができています。それでも育児と家事は大変です。復職してここに仕事をする日常が戻ってくると思うと、それはそれは大変だと想像できます。
一方で、子どもが産まれる前、仕事に専念しているとき、やっぱり仕事は大変でした。
そもそも仕事と育児の大変さを比較する必要も意味もないですよね。
仕事は仕事で大変、育児は育児で大変、仕事と育児になったら大変です。
子どもが産まれれば育児はしなくてはいけないものだし、生活していくためには、残念ですが多くの人は仕事をしなくてはいけません。
上司にも家庭があり、お子さんもいらっしゃいます。しかし、この上司からは育休取得前から「7ヶ月も何するんだ!暇だと思うよ!」と言われ続けていました。
上司が求める答えは「育休暇です!家にいてもストレス溜まります!」とかだったんだと思います。
「ワーママ」「イクメン」という言葉があり、それぞれ下記のように定義づけられています。
「ワーママ」…「子育てをしながら働く女性」
「イクメン」…「育児・子育てをするメンズ」
一方で「ワーパパ」や「イクウーマン」は、あまり耳にしませんよね。育児は女性、仕事は男性の固定観念はいまだ根強いです。
この文化の根幹には、どこかで育児を「負担」とする考え方があるのだと思います。「負担」と考えるから「分担」という考えが生まれ、「男性は仕事、女性は家事と育児」といったように分担してしまおうとするんだと思います。
僕にとって仕事と家事は「負担」です。でも生きていくためにやらなければいけないので、特に家事は妻と「分担」しています。一人でやったら100のエネルギーが必要な家事も、二人でやれば50ずつで済みます。
一方で育児はしんどさを遥かに凌ぐ「喜びと楽しさ」があります。これを分担してしまってはもったいない。育児は「共有」すべきなんです。100の楽しさを二人で共有すれば200になります。
日本の夫婦の7割は共働き世帯といわれており、この割合は今後さらに増えていくと思います。「ワーママ」も「イクメン」も死語となり、共働き、共育児の時代をつくっていかないと思います。
仕事頑張っている皆さん偉いです!
育児頑張っている皆さん偉いです!
そして、仕事も育児も頑張っている皆さん偉いです!
以上、育休に入り性善説に拍車がかかりまくっているサラリーマンの叫びでした。