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【育休】男性の育児休業 「ネガティブな変化」について考える
育児休業を取得して約3か月が経過しました。
半日前に初めてできそうになったことが、半日後にはできるようになっていたりと、子どもの凄まじい成長スピードに日々驚かされています!
僕は長期育休取得の前例がないグレーめの企業で、育休取得のパイオニア的存在になりました。
取得までは苦労することばかりでしたが、取得をして本当に良かったと感じています。
さて、昨日のニュースでこんな見出しを見つけました。
『育休の男性、
7割超が"降格など"「ネガティブ」な変化』
「ネガティブ」な変化というのは、育児休業取得に伴い「ボーナスの査定に響いた」「予期しない配置換えがあった」「育休を取ったことがない上司の引き継ぎが適当で復帰直後が大変だった」といったことが挙げられていました。
育児休業を取得した父親に対して行ったアンケートでは、実に76.8%の人が「ネガティブ」な変化を感じたといいます。
男性の育児休業取得率は年々増加傾向にはあり、厚生労働省が7月31日に発表した2023年度の「雇用均等基本調査」(速報値)では、過去最高の30.1%になったことを報告しています。
出産・子育てと仕事の問題については、職場に復帰した女性が自らの意思とは関係なく出世コースから外れてしまう「マミートラック」が問題視されていました。
そこに加えて今回は、増加する男性の育休取得率に反比例するかのように、取得した男性のキャリアにも同様の問題が生じていることが分かりました。
アンケート内には他にも「男性が家事育児メインで行っていることに理解を示されず、(育休後の)時短勤務について難色を示されている」「参加していたやりたいプロジェクトから議論の余地なしにはがされた」「降格させられてハラスメントを受けた」という声もありました。
僕がもともと家事好きなこともあり、家事の分担は相対的に多めです。不妊治療や妻の妊娠を機に、むしろ「家事は男性側がメインでやった方がいい」と思うようになりました。
そのくらい「出産」における女性の身体的・精神的な負担が大きすぎると思ったからです。あくまで個人的な考えなので、これを誰かに押し付けるつもりはありません。
将来的には僕がリモートワーク中心の企業に転職し、妻は外で働くことをイメージしています。「妻は家だと仕事に集中できない」というのが一番の理由で、子どもの送迎や家事も基本的には僕がやろうと思っています。
子育ての仕方、家事の進め方、そもそもの生き方というのは、家庭の自由で個人の自由であると思います。
残念ながら現代は「男性だから、女性だから」という理由で、働きがいや生きがいが阻害されることが少なくありません。
「時が解決してくれる」という見方もあるかもしれませんが、個人個人が手の届く範囲でアクションを起こしていき、少しでも環境や考え方を変えていくために動いていくことが大事だと思いました。