地方転勤、絶対賛成。
※今回から表紙の画像は生成AIに作ってもらうことにしました。時代に乗り遅れないように。今回のプロンプトは「日本地図」。たった一言入力するだけでこのアウトプット。そら勝てんわ。
なんか地方転勤が無くなる方向性で世の中動いてる感じがあって少し残念です。
何を隠そう僕は「アンチ地方転勤」から「地方転勤オススメ軍」に華麗に転身した男。
今日は「地方転勤」に悩む就活生がもしいれば、力になれればと信じてこんな投稿をしている。
というのも僕は新卒で入社した会社で1年目から札幌に飛ばされ。当時の彼女(今の奥さん)とは結果3年間の遠距離に。友人たちはみんな東京勤務。もう劣等感の塊。Googleマップで自分の位置を確認したときにポツンと北海道にいるの、もう萎え超えて草。どこおんねん俺と。
あの頃はもうほんとにアンチ地方転勤で、この世から望まない転勤を無くすために起業したろかなとか考えるほど腹が立ってた。何で俺が北海道やねん。もっと使えない奴おったど。まあ実力で配属地が決まってる訳じゃないのだが。
そういえばあの頃、ある事実に気がついてビビったのは、東京-仙台と仙台-札幌だと、後者の方が距離長いってことに気がついたとき。嘘やん。仙台ってこんな下だっけか?もう隔離やん。最寄りの同期だと思ってた仙台の奴ら、もはや東京やん。
まぁそんなこんなで転勤2年目くらいからコロナ禍に入り、すっかりリモートワークが増えてきて、「別に働く場所ってどこでも良くね?」みたいな空気が徐々に出てきて。なおさら転勤が馬鹿らしい。これなら埼玉から仕事できるって。もう転勤解除しよや。好きな場所から仕事させえ。
ただね、リモートワークができるようになったり、他の会社が転勤制度やめたり。少しずつ僕が望んできた社会になってきたなあくらいの転勤3年目くらいから気づきだしちゃったの。「望まない転勤」のメリットを。
まぁ人による。状況にもよる。ここからは経験者としての主観で語るので暖かく見守って。
地方転勤のメリット。それは「望んでない」からこそ「自分の意志では選ばなかったであろうルートを通ることができる」ということ。
優秀な奴って「自分の意志」で適切な決断が下せるもんだから、ものごとの全てが想定内で進んでいくと思う。失敗はあれど「こういう失敗するかも」ってことくらいは想定してるはず。
転勤は突然言い渡される。急に逃げようがなくなる。でもこれはある意味、自分の意志では選ばないルートを「強制」してもらえるってこと。
想定外のルートを通らざるを得なくなったときに見える景色は、当然ながら予想外。だからこそ価値観が揺さぶられるぞお。楽しいぞお。
無理やり例えるなら、友達から微妙なプレゼント貰った時に「いやでも自分じゃ絶対買わないから貴重貴重。めっちゃ嬉しいわ!」って返す時に似てる。自分じゃ絶対選ばないルート。だけど進むべきルートもよく分かってないでしょ?たまにはハミ出してみるのも面白いよ。
「やりたいことが見つからない」とよく耳にします。が、やりたいことって不意に見つかったりするよ。突然ポーンと放り出された場所に、探していた何かがあるかもしれない。それって転勤みたいな強制がなかったら辿り着いてないかも。
何かと決断の度に置きにいってしまう。慣れ親しんだ場所で過ごしたい。そう思ってる人ほど地方転勤を恐れないでほしい。新しい自分に出会えるのは、決してインドだけの話じゃない。