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福を分け合う 〜招き猫〜
招き猫は 日本ならではの縁起物
一般的に 黒猫は厄を除け、白猫は福を呼びこむ意味を持ち、右手を上げているのは金運を、左手は人を招くなんて言われています。
両手をあげているのは両方を招くとされますが、 “お手上げ状態”にも見えるため 片方のほうが好まれるのだそう。
ご商売などをされている方にはとくに馴染みがあるかもしれませんね。
わたしの実家には、右手に小判を持ち 左手で招く大きな黒と、右手で招く小さな白のふたつがありました。
うちにもひとつ、招き猫の発祥と言われる 東京の豪徳寺の猫さんがあります。
こちらの招き猫は 小判は持たず、右の手でご縁を呼ぶとされています。
とてもシンプルな白い猫さんなのですけれど、どこかほっこり愛嬌があって、佇まいが奥ゆかしい。
東京では、ふらりと入ったショップや飲食店で出会うこともしばしば。とても愛されているのですね。
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豪徳寺の最寄駅は、東急 世田谷線の宮の坂駅
そこから徒歩5分ほどの静かな場所にあります。
(小田急 豪徳寺駅からは15分弱かかります)
彦根藩主・井伊家の江戸の菩提寺で、幕末の大老井伊直弼の墓所でもあり、2008年には国史跡に指定されました。
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春は桜、秋は紅葉
四季折々の表情が楽しめる
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豪徳寺では 『招福猫児』 と書いて“まねきねこ”
昔は“まねぎねこ”と呼ばれていたそう
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返納されたたくさんの猫さん
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年ごとに新しくする方もいれば、何かの転機のとき、夢が叶ったときなどに新しくされる方もいるそう。
もちろん ずっとひとつのものを持ち続けるのもいいそうですよ。
最近は海外の方にも大人気。贈り物にされる方も多いとか。
招き猫は欠品のことも多いようですのでご注意ください。
在庫があったとしても一度のお参りでいただけるのはひとつのみです。
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ピンクのお鼻がチャームポイント
ちょっと見上げてる感じもいい
うちの猫さんは6cmほどの小さなもので、ちょうどnoteを始めた2021年の春にお迎えしました。
何か目標が達成できたときにはお礼参りをして、ひとつずつ大きいものにしていくというのもいいかなと思います。
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首輪も“縁結び”に御利益がありそう
結び目がハートに見えるのは気のせい?
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機会があれば みなさんもぜひ訪れてみてください。
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東急 世田谷線は、三軒茶屋駅〜下高井戸駅の10駅(約5km)を18分で結ぶ 2両編成の小さな電車。
1925年(大正14年)1月18日に三軒茶屋駅~世田谷駅までが、同年5月1日には下高井戸駅までが開通となりました。
今年でちょうど100年ということになりますね。
車体の色はさまざまあって、青、緑、黄、ピンク、オレンジなどカラフル
期間限定のラッピング車も登場することもあって、どれに当たるのかはお楽しみ。
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“幸福の招き猫電車”
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毎年12月15日・16日と、1月15日・16日に沿線で『ボロ市』が開催されます。
ボロ市は440年以上もの歴史あるイベントで、たくさんの露店が並びます。
この日は世田谷線もかなり混雑するようですのでご注意ください。
(ボロ市の最寄駅は 世田谷または上町)
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食べる時にあんこを挟むからパリパリ
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『 1月7日東京に朝虹』
ニュースにもなっていました。
わたしも美しい虹のアーチを見ることができました。
日の出時刻は6時51分。
この時 外はパラパラと雨が降っていたのだけれど、眩しいほどの朝日が射しはじめました。
しだいに東の空はきれいなオレンジ色に染まり、西の空には大きな虹が鮮やかに現れ、街は 雨と朝焼けと虹に包まれました。
まるで物語の中にでもいるような 幻想的な光景でした。
虹には時々出会うけど、これほどまでに美しい虹の景色を見たのは生まれて初めてです。
ほんの束の間だったけど、何か大事なものをもらったような気がしました。
しずかな高揚感… ありがとうって気持ちになりました。
もしかすると、虹は空からの 幸せのお裾分け、なのかもしれません。
どうぞよい一日を、よい一週間を
御裾分け(おすそわけ)
裾分(すそわけの丁寧語。
『お福分け』とも言う。
貰った品物や利益の一部などを、さらに分け与えること。
「すそ」とは着物の裾を指し、地面に近い末端の部分というところから転じて「つまらないもの」という意味がある。
よって、本来目上の人物に使用するのは適切ではない。
一方、お福分けは「福を分ける」意味であるゆえ目上の人物に使用しても失礼に当たらないとされている。
#187. 『 招福 』
⭐︎とことこと虹を渡れば行けそうな気がした 消えるまでの間に
⭐︎招き猫はいつもと変わらないけれど行っておいでと手を振るようで
ー ちる ー
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空からのお裾分けを
みなさんへお福分け