台風は熱帯低気圧へ　探鳥会レポート＜Ｎ緑地公園編＞３／３話　2024年9月

　先日、ニコ支部Ｔ分会の探鳥会に参加してきました。
　集合場所はＮ緑地公園です。

　探鳥会ご一行は川に向かって曲がりました。

　木が枝を広げているところで、鳥の気配があったので足を止めました。

　「メジロ」

　メジロはチョロチョロ移動してなかなか姿を見せてくれませんでした。
　シャッターを押し続けたら、なんとかメジロが映っていました。

メジロ

　メジロ以外の鳥を探していたらコゲラを見つけました。
　コゲラのギィィというかわいい鳴き声を聞き取れたのが嬉しかったです。

コゲラ

　エナガが数羽いたので撮ってみたら、エナガだけパッと逃げて、取り残されたシジュウカラだけ撮れました。

淡い色で見づらいけど
シジュウカラ

　そんなことをしながら歩いて、川に出ました。

　折からの台風で、水の色は茶色く濁り、轟々と音を立てて波が立つのでした。

　探鳥会ご一行は、歩行者しか渡れないような細い橋の上から川を見下ろしました。

　「あそこにカルガモ」
　「むこうにはアオサギ」

　こんな濁流でも鳥がいたことにびっくりしました。

カルガモ

　「あそこに水鳥がいませんか」
　「カイツブリかオオバンみたいな」
　結局、草むらに隠れてしまって、よく見えませんでした。

　「今、斜面にトビがおりました」
　その斜面を一生懸命探したけど、トビの姿は背景に同化して見つかりませんでした。

　しばらく川を眺めて
　「この辺で戻りましょうか」
　その声を合図に、もと来た道を戻りました。

台風の被害が少ないことを祈る

　釣り堀の脇を通り過ぎて、少し広い空き地に集まりました。

　空き地の正面の木をさして
　「そこにコゲラがいますね」

　木を見上げてコゲラを探していたら
　「鳥合わせを始めます」
　と、声がかかったので慌てて移動しました。

　鳥合わせの一覧表を見ながら確認をしていきました。

　「メジロ」
　「コゲラ」

　「エナガ、どうしましょうかね」
　「待っている間はたくさん見たのですが」
　「見ました！」
　「じゃあ、エナガを加えましょう」

　「カルガモ」
　「アオサギ」

　「カイツブリ、どうしますかね」
　「カイツブリがいる川で、いてもおかしくないので、入れますかね」

　ちらっと見ただけの水鳥だったけど、いいらしい。

　｢！！今、ヒリリって鳴いた｣
　｢サンショウクイ！｣
　私は聞こえなかったのですが、複数の人が聞いたので、ここでサンショウクイが追加になりました。

　最後に、次回の探鳥会のお知らせなどがありました。

　「気をつけてお帰りください」

　こうして探鳥会は無事に終了しました。　
　大型の台風も、この後、熱帯低気圧に変わったそうです。