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電柱にスズメ 探鳥会レポート<O市K山編>3/3話 2024年11月

 先日、ニコ支部O分会が主催したK山探鳥会に参加してきました。
 観察場所はK山から周辺の田園地帯です。

 探鳥会ご一行はD寺を西口から出て、田園地帯を歩きました。

 電柱にスズメがたくさんいました。

スズメ
万国旗みたい
何か混ざっていないかな~
なんて見ていたら
ジョウビタキが混ざっていた

 私の目の前を、先導のSさんと黒縁さんがキャッキャしていました。

 「おふたりさん、スズメの中にジョウビタキがいるのを見ましたか」
 と言うと
 「えー、どこ?」

 私はふたりが持っているスコープにぜひジョウビタキを入れて欲しかったので
 「一番上の電線、あ、飛んだ…斜めの電線へ」

 ジョウビタキは見られたくなかったみたいでパッと飛んで行ってしまいました。
 ざんねんー。

 その先の水路にはカルガモがいて、近くをハクセキレイが歩いていました。

 探鳥会ご一行はさらに歩いて水門を目指しました。

 水門の周辺にはカルガモが多く集まっていました。
 金属製の管の上にダイサギが乗っていて、ちょっと得意げに見えました。

ダイサギ、ドンッ!
カルガモ

 この辺りにはよくカワセミがいるのですが
 「さっき飛んでいった。色が淡かったから、若い個体なのかも」

 そういうわけで、参加者の大半はカワセミを見られませんでした。

カワセミ、通過

 O分会長が先導のSさんに「ホオジロを探したい」と声を掛けていました。

 水門を見た探鳥会ご一行は、田んぼの中を歩いて、放棄地のそばで立ち止まりました。
 「モズ」

 害獣よけの鉄柵の上にモズが止まっていました。

モズ

 モズはパッと飛び降りると姿を消しました。
 最後まで見届けた人が「カエルをつかまえた!」と言っていました。

 ホオジロは出なかったのですが、ここで猛禽類がたくさん飛びました。

 「ノスリ」
 「トビ」

ノスリ

 参加者が
 「どうやって猛禽類を見分けるんですか」
 これにはSさんが
 「ノスリは翼角に丸い模様が出る」
 と教えていました。

 本を持って、鳥と本を見比べる人もいました。

 それを見たSさんが
 「そんなの、いちいち見比べていられない」

 「猛禽類の飛翔のページを全部頭にたたき込んであるから」

 このセリフに、参加者は頷いたりうなったりしていました。

 探鳥会ご一行はD寺へ戻りました。

 時間がだいぶ押していたので、大急ぎで鳥合わせとなりました。
 「鳥合わせをします」
 「スズメ、ジョウビタキ、ダイサギ、カルガモ、カワセミ」

 私が「ドバトを見ました」と言ったところ、証人はいなかったのですがカウントしてもらえました。

 探鳥会ご一行は
 「さぁ、二次会だ」
 と、歩き始めました。

 D寺から集合場所の駐車場まで歩くのを二次会と呼ぶらしい。

 弁天様の池を覗き、石碑の間に鳥の気配がないかチェック。
 そんな探鳥会ご一行の頭上をメジロが賑やかに通過していきました。

露出補正しすぎたけど、メジロ

 駐車場に着いて、挨拶をして解散となりました。

 「また来月お願いします」

 みんなO分会が好きなんだなぁと思いながら私も同じ挨拶を返しました。

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