鳥見散歩<M公園編>2023年9月 ミズキの具合を見に
先日、M公園に行ってきました。
M公園は森みたいな公園ですが、最近下草を刈ってしまったそうです。
伐採した枝が下に置いてあったのも撤去されてしまった、おかげで鳥がいなくなったという話が聞こえてきました。
それが本当だったらとても残念です。
ちょうどM公園のミズキの実がなって、鳥がたくさん来ているかも……。
気になるので、やっぱり足を運んでみよう。
そういう感じで行ってきました。
まず最初に行ったのは大きい貯水池です。
カルガモ数羽とカイツブリが水面を泳いでいました。
そんなに離れていないところからキュルキュルと聞こえてきました。
聞いたことがない鳥の鳴き声……?
そう思って、期待を込めて音の方角を見たら、そこには人が立っていました。
手にはバードコール。
バードコールは木にネジを差し込んだもので、回転させるとキュルキュル音が鳴るのです。
私が反応したのが嬉しかったのか、得意げに言いました。
「今、カルガモを呼びますから!!」
「あいつら、グアって返事をするんですよ!!」
心の中で、よく見なよ……と呆れました。
私の目の前では、警戒したカルガモたちが次々と泳いで逃げていくのでした。
その人はいろいろ話しかけてきたのですけど、私には答える義理はないのでそのまま歩き始めました。
貯水池を4分の1ほど進んだところから、バードコール男がカルガモにエサを投げているのが見えました。
貯水池の一角は大きいカメラ持ちの人たちが鳥を餌付けしている場所です。
エサまきの人たちは「エサをたくさんまいているから鳥の警戒心が薄いだろう」と得意そうに言います。
今でもエサまきをしているらしく、警戒心が薄くなった外来種のガビチョウやカオジロガビチョウが茂みと地面を行ったり来たりしていました。
森の中の遊歩道を歩いてみましたが、特に鳥果はありませんでした。
釣り池は人が多すぎで鳥見を断念。
初夏のうちに見つけておいたミズキの木の下で待ってみましたが鳥が来ませんでした。
お昼になったので車を移動させました。
M公園の一番奥の東屋へ。
この東屋の周辺にはトイレも水道もあるし、木陰に車を停められます。
さらにクマノミズキという木があります。
東屋に腰掛けて、木の実を食べに来る鳥を待ちながら、持参したお弁当を食べました。
この日は暑くなる予定でしたが、木陰で涼しい風に当たっている分には快適でした。
クマノミズキを眺めていたら、ヒヨドリとメジロが姿を見せました。
メジロで満足できたので、ここで帰路につきました。
下草を刈って鳥が減ったという部分ですが、私が見た限り、熊やイノシシが出てこないように、遊歩道を整備しただけに見えました。
伐採した木の枝なども地面に積んだまま残っていました。
きっと大丈夫。
涼しくなったら、また鳥を楽しめる公園になると思います。