クマタカとルリビタキ 探鳥会レポート<M林道編>3/4話 2024年11月
先日、ゆる支部主催のM林道探鳥会に参加してきました。
観察場所は地元の人も知らないような林道です。
私と、フリーダムな名士Tさんと白雪さんと。
たまたま3人で、思いがけず、濃い灰色の猛禽の飛翔を見てしまいました。
しかも至近距離でした。
そこに駆け寄ってきた役員Sさんが
「クマタカ!」
ん?
なにか聞き間違えた?
「くまたか?」
役員Sさんの
「撮れた?」
という問いかけに
「ううん、撮れていない」
どおりで、見たことがない猛禽類だと思いました。
後ろからやってきた役員Mさんも
「出たね、クマちゃん」
と、満足そうに言いました。
どうやら後ろの人も見られたみたいで良かったです。
フリーダムなTさんは先頭を切って歩きました。
鳥を見つけるのがうまいので、Tさんが大活躍でした。
Tさんがぴたっと足を止めて
「いた!」
と、指でさすその先に鳥の影。
アスファルトに松葉の細かいのがたくさん積もっていて、そこにちょこんと出てきたのはルリビタキ。
ルリビタキは左の藪の中にサッと隠れました。
探鳥会ご一行はルリビちゃんが警戒しない距離をそっと計りました。
ルリビはしばらくじっとしていました。
Tさんのおかげで可愛いルリビちゃんが撮れました。
後ろから追いついた黒縁さんがご満悦で言いました。
「ひとつの枯れた枝にカシラダカとカヤクグリのツーショット」
「絵づらが茶色い!」
「この良さが分かるのは俺らだけだね!」
カヤクグリは山に行かないと見られない鳥です。
喜んでもらえて良かったと思いました。
4につづく。