ちろりんさん

教育系のお仕事をしています。50歳を超えて、自分の考えてきたこと、興味を持っていることを文字として残していきたいと思っています。キャリアコンサルタント(登録番号24000543)、54歳より大学院後期博士課程に在籍中。

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教育系のお仕事をしています。50歳を超えて、自分の考えてきたこと、興味を持っていることを文字として残していきたいと思っています。キャリアコンサルタント(登録番号24000543)、54歳より大学院後期博士課程に在籍中。

マガジン

  • 旅をするということ

    旅が好きです。 いろいろな場所を旅して、その記録を書いていきます。

  • ピアノ

    5歳からピアノを習い、子育てがひと段落ついた40歳ごろから再び再開しました。ピアノサークルに所属し、先生からのご指導も受けています。一生ピアノを学び続ける喜びをお伝えします。

  • キャリアコンサルタント

  • 国語教育

    国語教育に関して、私の学びの覚えや実践等を記していきます。

  • 映画鑑賞記録

    映画を見ることが好きです。感想をまとめていきます。次に見る映画の候補になるといいなあと思います。

最近の記事

滋賀への娘との旅

 娘と2人で滋賀を旅しました。子ども達が小さかった頃に泊まったホテルに宿泊。以前は琵琶湖で海水浴して大騒ぎしていた小さな娘もすでに21歳。一緒に車を運転してホテルに辿り着きました。 比叡山から琵琶湖を望む  私は琵琶湖が大好きです。琵琶湖の風景とその地域文化に惹かれます。京都ほどの華やかさはないけれど、日本人の根源がこの地域にあるような気がします。  人々が長い歴史の中で湖の魚をとって、それを食して生きてきた文化が今も根付いて、人間の生きる繋がりを感じるのです。 近江八

    • 夢が叶った!ピアノで坂本龍一メドレー

      ピアノを趣味で弾いています。子育てがひと段落した15年くらい前から再び発表会等で弾く機会を得られるようになりました。 今年は念願の坂本龍一さんのピアノ曲を四曲弾きました。 曲目1.エナジーフロー 2.戦場のメリークリスマス 3.嵐が丘のテーマ 4.ラスト・エンペラーのテーマ 坂本龍一さんへのあこがれ坂本龍一さんがTMOの一員として脚光を上げ始めたころ、私は小学校の5~6年生でした。 友達の家へ遊びに行くと、友達の小学4年生くらいの弟が延々と「ライディーン」をラジカセで聴い

      • アカデミア専門のキャリアコンサルタントになる

        第16回キャリアコンサルタント試験に合格してから早くも約3年。やっとやっと登録しました。現在、高校教員として勤務する傍ら、博士号取得を目指して研究を続ける中で、大学院生のキャリア支援の必要性を感じています。そして、定年後は研究を続けながら、大学院生のキャリア支援を専門とするキャリアコンサルタントとしても活動したいと考えております。 キャリアコンサルタント試験を受けたきっかけ以前書いた記事を引用します。 自分自身の気持ちを正直に書いています。 今後、キャリコンの勉強をはじめよ

        • 55歳ばばあ、16パーソナリティに驚愕!(そして「主人公」)

          大手企業の人事部で働く次男から「この心理テストやってみてよ。めっちゃ当たってるから」とLINEでおくられてきた「16パーソナリティ」。随分前にやってみると割と当たっている!家族中やってみると、あまりにも「その人」を表しているので大笑い!就活生は絶対にやってみた方がいい! 16パーソナリティ 多分若い人なら誰もがテストしたことのある「16パーソナリティ」 私は上記サイトで診断しました。「主人公」となりました。 確かに自分を表しているなあとは思っていましたが、20歳の娘(彼

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        記事

          ライブ授業は「K点を超える」

          上野千鶴子「情報生産者になる」ちくま新書 を読みました。 その中で上野先生がライブ講演がお好きな理由として次のように書いていらっしゃいます。 本書の主要な部分とは異なりますが、私は非常に「わかる!」と感じました。 高校教師として毎日、毎日、授業をします。 私は授業は本当にライブだと思っています。 今日の授業、生徒がノってこなかったなあ、とか、昨日と同じ内容を教えたけれども、クラスの雰囲気によって話し方を変えてみたら、うまくいったなあ、とか、人前で話すことを生業とする人な

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          55歳おばはん、後期博士課程2年目

          高校教員としてフルタイムで働きながら、大学後期博士課程で研究をしています。長期履修制度を利用し、5年計画での学位取得を目指す2年目が終わろうとしています。 50代の生き方の選択肢の一つとして、高度なリスキリングを行おうという方も増えていると感じます。ご参考になればと考え、この2年間を振り返りたいと思います。 フルタイムで働く文系院生の日々 私の通う大学では社会人院生のために夜間の講義も行われています。本当に助かります。 私は後期博士課程の院生なので、取得しなければならない

          55歳おばはん、後期博士課程2年目

          東京で一番好きな場所(55歳おばはん旅)

          東京には季節に一度くらいは行きます。本当に暮らすように旅します。地元の人よりもあちらこちら行ってるかも。そんな私が東京で一番好きな場所とは? 東京で一番好きな場所、それは 次男が学生時代に都電荒川線の面影橋付近の寮に住んでおり、都電荒川線でふらふらしているうちに見つけました。 本当に心休まる場所です。 懐かしくて、前世からこの場所を訪れたのでは・・・と思うくらいに自分にフィットする場所です。 この場所へ来ると、東京の喧騒から離れてホっとできるとともに、自分を見つめなお

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          君たちはどう生きるか

          「君たちはどう生きるか」を観てきた。 以前鑑賞した娘は「んー、あれは宮崎駿さんにしかわからない」と言い、長男は「ジブリ作品としてみれば面白いんだけど、やっぱりわからないところは多い」と言っていた。 私も正直言って、細かい部分は理解不能だった。でも、細かい表現が面白く、ジブリ映画定番のお料理シーンにも引き付けられた。 明治生まれの祖父が母に勧めた「君たちはどう生きるか」原本の「君たちはどう生きるか」は1937年に出版された吉野源三郎による小説である。 1937年といえば、日本

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          55歳おばはん函館ひとり旅

          ひとりで函館へ行ってきました。 飛行機に乗ってひとりで旅するのは4年前の長崎に次いで二回目。 (京都、奈良、東京へは毎年ひとりで旅します) やはりひとり旅っていいですね。 函館へ行きたかった理由高校生のときから歴史ファン(元祖歴女といってもいいでしょう!) 戊辰戦争終焉の地である函館へ行ってみたかったのですが、その実現にいったい何年かかったのか?? 仕事や子育てを言い訳にしていて、遠い場所へ行く、という面倒くささに負けていたのです。 もう一つ、昨年、宮沢賢治の旅へ出て、盛岡

          55歳おばはん函館ひとり旅

          高校生のライティング(=書くこと)における接続詞の使用方略③

           以前、「国語表現」の授業で「中学と高校の違い」というテーマで意見文を書かせた。その中で、文頭に「ですが」という接続詞を使った文章を30人中の3人が書いていた。  『ですが」についても「書き言葉均等コーパス 少納言」で検索してみると、「。ですが、」は531件ヒットした。その上位100件のうち、出版物は42件であった。よって、「あと」や「なので」よりは一般的な接続詞としてとらえられているようだが、用例としては口語的である。 文頭「ですが」の使用について① 思想とか、自然にとけ

          高校生のライティング(=書くこと)における接続詞の使用方略③

          高校生のライティング(=書くこと)における接続詞の使用方略②

          「あと」「なので」「ですが」は、高校生の作文に頻出する文頭語である。彼らは「接続詞」として書いているが、これらは口語的な表現をそのまま作文に用いてしまっている誤用として捉えることもできる。  今回は「あと」「なので」「ですが」の用例分析として、国立国語研究所:言語資源開発センター「KOTONOHA:現代書き言葉日本語コーパス 少納言」を使用して考えてみる。 接続詞の定義について 学校文法では「接続詞」と「副詞」「連体詞」は明確に区別されている。しかし、それぞれが「文と文をつ

          高校生のライティング(=書くこと)における接続詞の使用方略②

          高校生の日本語ライティング(=書くこと)における「接続詞」の使用方略①

          高校で国語教師をしています。 高校生の書く文章を読んで、いつも気になっていることがあります。 それは、「接続詞」の使い方です。 「あと」「なので」「ですが」など、話し言葉をそのまま書いてしまうのです。 今回は、大学院のレポートで考察した内容をここに発表してみたいと思います。(著作権は放棄しておりません) 高校生にとってライティング(=書くこと)能力は重要 文章力は現代では必須の能力であり、その重要性は増している。2022年度より実施された新学習指導要領の国語科において、新教

          高校生の日本語ライティング(=書くこと)における「接続詞」の使用方略①

          明治期の女教師(114年前!)も深夜12時過ぎまで残業していた・・・

          を読みました。 石川啄木の妻の節子は、高等女学校を卒業したインテリで、小学校の代用教員として二度勤めています。 本書を読むなかで、当時の女教員の労働状況も知ることできました。 石川啄木への旅 上記に盛岡での旅の様子を書きましたが、啄木のこと、それから、妻の節子のことが心から離れなくなるような旅になりました。 二人が教師という、自分と同じ職業に就いたことがある、ということも、彼らのことに想いを馳せてしまう要因になっていました。 明治期の女性明治、大正、昭和、と女性の立場は本

          明治期の女教師(114年前!)も深夜12時過ぎまで残業していた・・・

          Teams でつくる高校国語授業

          わが県の高等学校にもバタバタっと一人一台タブレットが配布されました。生徒たちは中学校で使っていたので慣れたものです。ロイロノートは使っていますが、来年使えるかどうかわからない(県の予算的問題)。そこでマイクロソフトTeamsを使って国語授業を組み立ててみました。 「富岳百景」の授業 新学習指導要領になってから疎外されがちは文学の授業。以前よりも本当に文学作品を扱う機会が減りました。 「言語文化」では「羅生門」に続く二作品めとして「富岳百景」を取り上げました。 太宰治の私小

          Teams でつくる高校国語授業

          54歳で後期博士課程に入学

          現在、大学院後期博士課程に在籍中です。高等学校教員として、特に「書くこと」によって生徒の思考力を引き出したいと考えて授業をしてきました。残り少ない教員生活の中で、今までの総括としてもう一度学び直したい、そして何かまとまった成果を出したいという思いで後期博士課程に入学しました。 大学院生としての日々 社会人を広く受け入れている大学院を選びました。受験を決意した当時、現在の教員の仕事を辞めることは全く考えていませんでしたし、現在も考えていません。仕事があるから「学び」がある。

          54歳で後期博士課程に入学

          戦後最大の改訂「高等学校国語」1学期

          教員全員がやりたくなかった1年生担任になってしまいました!なぜなら今年度から新学習指導要領が実施されることに加えて、わが県では観点別評価に対応するために新システムが導入されたから。二つの「新」で現場はめっちゃくちゃ忙しくなりました・・。54歳の私なのに、休憩なしの連続11時間勤務を続けて評定をつけ、個人懇談もこなして、なんとか夏休みを迎えております。 戦後最大の高校国語改革今回の学習指導要領の改訂で特に話題となったのが、高等学校国語の科目改変。現代文と古典の二分化ではなく、

          戦後最大の改訂「高等学校国語」1学期