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アフリカ最大級!カサブランカのモスクが作り出す神秘的な雰囲気(2024年8月、モロッコ⑦)

6日目(最終日)

 旅行もいよいよ最終日。マラケシュからカサブランカに移動し、約1時間の観光。その後、カサブランカの空港から日本へ帰国します。

 この日は出発が早かったので、ボックス朝食でした。中身は、リンゴとバナナとサンドイッチが2種類。サンドイッチのパンが美味しかったです。素朴ですが、味わい深いサンドイッチでした。

部屋のソファーコーナーで優雅な?朝食。
見た目も味も素朴なモロッコのパン。

 7時にホテルを出発し、カサブランカに向かいます。約3時間半のバス旅です。
 マラケシュを出発してしばらくは、ほとんど建物がない荒野が続きました。これこそ、私の中でのザ・モロッコという感じの景色です。ところが、カサブランカの街に入ると一転して、急にビルが増えました。カサブランカは想像していた以上に都会でした。
 街によって、建物の色も種類も全く違ったモロッコ。最終日にして、その面白さと魅力に改めて気付いたのでした。

まだ薄暗い中、ホテルを出発。
マラケシュ付近の風景。こんな場所が延々と続きます。
カサブランカの街に入りました。ビルと車が多い印象。
街路樹は暑い国らしく、ヤシの木でした。
完全に都会です。
オシャレな壁面アートもありました。

 カサブランカでは、ハッサン2世モスクを見学しました。このモスクは9haの敷地内に建てられており、アフリカで最大級、世界でもトップ10に入るという巨大なモスクです。収容人数が10万人とのことで、現地のガイドさんによるとラマダンの時は人が多すぎて、終了後に外に出るのに何時間もかかるということでした。
 実際に見ると、まず大きさに圧倒されます。次に近づいてよく見ると、全てに施されているモザイクや彫刻の細かさ、緻密さに、気が遠くなりました。
 モスクの外に出ると、辺りには潮の香りが漂っていました。実は、このモスクは大西洋に面して建てられています。これは、「海の上にモスクを造りたい」というハッサン2世の願いによるものだそうです。

青い空に、ベージュとグリーンのモスクが映えます。とにかく大きい。
少しずつ近づくと、繊細な細工が見えてきます。
もっと近づくと、細かく美しいモザイクが並んでいるのが分かります。
右がモスクの入り口です。入り口上の部分の彫刻も美しい。
モスクの内部。お祈りの際は、床の赤い線の上に信者の方たちが並ぶそうです。
柱や天井の装飾も素晴らしい。
モスク内の中心部分。神聖な雰囲気でした。
モスクの地下には、手や体を清めるための泉がありました。
切れ目に沿って水が流れ、下でその水を受けて手や頭などを清めるそうです。
モスク内部にも、美しいモザイクの壁がありました。
回廊の向こうには大西洋が広がっています。
ラマダンの時は、ここも信者の方たちで埋め尽くされます。

 ハッサン2世モスクを十分に堪能した後、再びバスに乗って空港に向かいました。40分くらいで空港に着き、ドライバーさん、ガイドさんとお別れして、長い帰国の途につきました。

 帰りは、カサブランカ→ドバイが約9時間、ドバイ→成田が約8時間でした。
 アクシデントといえば、カサブランカからの飛行機の出発時間が30分遅れたため、ドバイでの乗り継ぎ時間が15分くらいしかなくなってしまい、ツアーの参加者みんなで夜中2時のドバイ空港を全力疾走しました。よりによって乗り継ぎの場所が空港の端から端だったので、みんな必死に走りました。何とか全員無事に乗り継げたのですが、着いた時にはもう汗だく&疲労困ぱいでした。

 そんなこんなで、最後まで印象に残るモロッコ旅行となりました。
 モロッコは、とにかく遠かった!でも、また行ってみたいかと聞かれたら、私の答えはYesです。その理由も含めて、次の記事でまとめられたらと思います。

ドバイ空港にあったレゴでできた壁画。行きの乗り継ぎの待ち時間に撮りました。


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