【自分の価値をみつける】あなたがもってる”いまより良くなる方法”=売り【占い師になりたい】
会社に雇われて働くなら「何でもやれます!頑張ります!」は喜ばれますよね。
使いやすいですから。
「個性的な人材を求めています!」と書いてても、実際は個性など求められていないことが多い。
「あなた一人の個性じゃなく、うちの会社の良いところをアピールしろ」というのは、会社側からすれば当然です。
ですが、独立して自分で何かをする場合は、ハッキリと「ここが私の個性です」「これが他にない、うちの良いところです」と言う必要があります。
所謂”売り”ですね。
”売り”になるもの、ならないもの
”売り”を見つけてアピールしないといけないのは、占い師でも他のジャンルでも同じだと思います。
なぜなら、個人としてポンと世の中に出ると「何でもできます、何でもあります、大手と同じようにできます、頑張ります」は、「私には何もありません」とほぼ同じ意味になってしまうからです。
だって、あなたを知らない人からしたら「じゃあ、わざわざあなたに頼む必要が無いわ。他にも同じようなところがあるし、そっちの方が安全そう」となりますからね。
ふらっと入ってすぐ出られるお店ならまだしも、そこそこのお金がかかったり、それなりの手順がいることに、知らないものはなかなか選びません。
特に占いとなると、個人的な悩みを相談するわけですし、そもそも占い師っていう存在がちょっと怪しいので、気軽には連絡できませんよね。
私も、もし占われるなら、よっぽどの理由が無い限り、知らない個人の占い師さんより占いの館にいる占い師さんにみてもらいますもん。
じゃあ、その「よっぽどの理由」になるものって何でしょう。
売り=「お?この人かも」というフック
占いで「なんでも占えます」「当たります」はだけでは、アピールポイントになりません。
だって、それは当たり前ですから。
そりゃそう言うわ、て話です。
特に占い館や電話占い会社では、何でも占わないとお仕事になりませんから、皆さんどんなご質問でも答えるスキルがあるはずです。
そして、どこも「当たります」「なんでもご相談ください」と謳ってます。
入りやすいシステムも揃ってます。
その状況の中で、個人の占い師が「なんでも占えますからどうぞ」と言っても、あなたをよく知らない人からすると、あなたに決める理由が無いんです。
お客様から「お?この人ならもしかして…」と思われないと、選んでもらえません。
「他の人じゃなく、この人が良い」と思ってもらえる”理由”。
あなたが持ってるものの中で、他よりも飛び出てる何か。
スルッと通り過ぎられないための引っかかりの部分。
”フック”になるものがいる。
その”フック”が、”売り”です。
専門の分野を作る
飲食店で「おいしいですよ」は、当たり前すぎてインパクトがないですよね。
じゃあ例えば、知らない街で豚骨ラーメンが食べたくてしょうがない時、目の前に「和洋中なんでも置いてる食堂」の豚骨ラーメンと、「豚骨ラーメン専門店」の豚骨ラーメン、どっちを選びますか?
今おいしい豚骨ラーメンが食べたいのなら、豚骨の専門店に行きません?
これは「うちは特に豚骨がおいしいです」と表示することで、”豚骨を求めてる人に見つけて貰いやすくなってる”ということです。
つまり、多くの同じようなものの中から選んでもらうには「これを求めている人は、うちに来てください!」とハッキリ提示することで、あなたの占いを求めてる人に見つけてもらえるようになるということです。
要するに”売り”というのは「他ではなく、あなたを選ぶと手に入る良いこと」とか「あなたが届けられる、他にはない価値」です。
あなたの売りは何ですか?
何に詳しいですか?
あなたの鑑定を受けると、何が手に入りますか?
どうなれますか?
どんな理由で、他の人ではなく「あなたの占い」を選んでお金を払うべきなのでしょう。
あなたは、どんな価値を届けられますか?
そこを考えてみましょう。
ヒントは「今までの人生で向き合ってきたこと」
あなたの売りになるものを探しましょうと言われたら、だいたいの人は得意なことの中から探すのではないかと思います。
でも私は、「得意」と「好き」の中には本当の「売り=あなたが届けられる価値」は半分しか入ってないと思っています。
あなたが届けられる本当の”価値”は「今までにあなたが本気で向き合ってきたもの」の中にあるんじゃないでしょうか。
人は誰しも「今より良くなりたい」と思ってお金を払うものです。
掃除の手間を省きたい思う人がいるからロボット掃除機が売れるし、みんなお腹が減るから食べ物が売れる。
つまり、商売をするというのはあなたが持ってる「今より良くなる方法」を売るということです。
あなたは、今までの人生の中で他の人が経験したことのないようなことや、のめりこんだものはありますか?
凄く頑張ったことや、辛かったことや、誰にも分ってもらえないような悩みはありましたか?
そこから得た知識と経験は、それを知らない人にとっては”価値”になるんです。
特に、今なにかで苦しんでいて、一秒でも早く良くなりたい人にとっては、同じ悩みを経験した人が何をしたか、どうやって乗り越えてきたのかは、とても価値がある情報です。
今までの人生で、あなたが乗り越えた「負・不幸・欠けた部分・辛い経験」を思い出してみてください。
それをどうやって乗り越えたのか。
あなたはそのジャンルのその問題を乗り越える方法を知っているはず。
乗り越えられてなかったとしても、それを経験した気持ちは誰よりもわかるはず。
理解は他の人より深いはずです。
その経験と知識を自分の「売り=価値」に育てて、看板にそれを掲げましょう。
きっと、昔のあなたと同じことで悩んでる人が、あなたを見つけてくれるはずです。
次回は「人生の中の負の経験を、自分の価値として育てる方法」について書いていきますね。
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