
羨望の詩
その圧倒的な迫力に しばし驚き
その圧倒的な才能に しばし佇む
見つめる先には 死した老人
眠る赤子に 美しき女
浮かび上がった 肋骨に
歪む表情 虚ろな眼
生きた証は 刻まれた
それは彼の手で 芸術となる
技巧と才能 努力と時間
全てに平伏す 静かな時に
画の中落ちて 思い重ねた
我が身重ねりゃ 脳が焼けつく
美の有り様は 様々で
真実の在処は 人知れず
追い求めてみろ 飛びついてみろ
焦がれて墜ちりゃ 狂気と笑う
時の移ろい 命の有り様
羨望、落胆 渇望、信念
我が身の欲が 想いは何処へ
いのちが欲しい 喰らいたい
闇に潜んだ 魂が吠えた
表題絵は諏訪敦HPより
HARBIN 1945 WINTER 2015-16 587 × 840 mm
Pencil on graph paper Private Collection
《http://atsushisuwa.com/gallery/g-index.html》
諏訪敦先生の個展で感じた想いを元に作成しました。
諏訪敦先生による魂の力作「眼窩裏の火事展」。
きっとあなたも荘厳なる迫力に圧倒されます。
2月26日(日)まで東京都府中市美術館で開催中です。
表題の絵画も展示されてます。

諏訪敦先生の概略はwikiで↑
きっと僕たちの未熟な感性は、こうした邂逅の中で研ぎ澄ます機会を頂くのが良いのだと、そう実感しました。当代一流の方との出会いに感謝、ですね。

http://atsushisuwa.com/gallery/g-index.html