瀬川知己のノート
過去のマーケティングトレースnoteをまとめています。週1本追加予定です。
読んだ本の記録
0. はじめに 2019年の中ごろから本格的に実名でのTwitterアカウントを始めた。Twitterでは、様々な人が様々なように「マーケティングとは〜〜」「マーケターとは〜〜」と語っていた。その中には、共感・納得できるものもあれば、違和感を覚えるものも多くあった。たくさんの意見を読んでいるうちに、自分の中で「マーケティングとは何か?」というお題に対する答えを持っておきたい、という思いが強くなってきた。そのことが、仕事での成果に直結するわけではなかったとしても、学ぶことで、
クラダシ・食品業回の慣習である、賞味期限の1/3が過ぎ返品されてしまった商品を格安で仕入れることで、消費者へ割安です販売している ・消費者に対して、50%〜60%引きで販売するために、メーカーへは強気の値下げ交渉 ・メーカーにとっても、廃棄費用や保管費用を支払うよりは、格安でも卸してお金に変えた方が嬉しい ・1/3ルール以外にも、パッケージリニューアルに伴う旧品や、飲食店へ卸せなくなった分、品質に影響しない軽微な破損を受けた商品も、格安で仕入れている ・会員制にすることで、安
リクルート・兆しを見つけて、そこに潜む深層心理を理解する ・一人一人が「やりたい」と思うことを集めることで、情熱を持って取り組む ・失敗を罰しない文化 水戸岡英治・期待値を超えているもの、知らないもの、見たことがないものが出てくればみんな喜ぶ ・どこにもないオンリーワンのものをつくる ・人は思い出で生きる ・6歳以下と65歳以上が満足するものをつくれば、真ん中の人も満足する ・非常識をデザインして常識化するとヒットする コジマ技研・串打ち職人の高齢化(しかも若手がやりたが
・兆しを見つけて、そこに潜む深層心理を理解する ・一人一人が「やりたい」と思うことを集めることで、情熱を持って取り組む ・失敗を罰しない文化
秋元康の言葉・面白い企画は国境を越える ・「絶対無理 通用しない」と言われても道を切り開くことで、広がっていく ・「テレビがつまらなくなった」という言説は、テレビが全盛期だった頃にもあった。「テレビを見る時間がなくなった」というのが正しい。SNSや配信コンテンツに取られている ・コンテンツが多すぎて選びきれないので、会話も「何話までた?」になっていおり、途中で止めることが前提になっている。 ・だが、「なんとなく雰囲気を見たい」「話題になっているものは覗いてみたい」という思いは
秋元康の言葉・自分に飽きたら終わり ・サビやパワーワードを意識して脚本を書く ・面白いと思うものに、心の中で付箋を付けていく ・一人一人「いいな」と思うものは違う ・「なんでこの子がいいの!?」と思われる人がいたなら、その後ろに、何百人もの同じ人がいる ・「面白い!」と思う子を入れた ・40歳までは、大衆をわかっているかのような自惚れがあった ・自分も大衆なのに、自分が大衆のひとりであることを忘れてしまっていた。だから、40歳以降は、自分が面白いと思うことを一番大切にした。
ビジネスモデル概要 ・おまかせで8種類のお菓子が毎月届く ・月額約2000円 ビジネスの特長 ・ユーザーの好みに合わせつつ、毎回違うお菓子が届くので、ユーザーが飽きない ・好みを元に、AIがオススメを提案する 提供便益 ・毎回、開けるまで何が入っているかわからないワクワク感 ・楽しいおやつ時間を過ごせる ユーザー像 ・一人暮らしの人や、子供がいる家庭にも人気 商品 ・自社製造は1割ほど。9割はメーカーと共同開発している ・ユーザーの評価が良くなければレギュラ
トマトから野菜へ商品開発 ・野菜ジュースや、冷凍野菜、生野菜などさまざまな形態を販売 ・冷凍野菜は通年一定価格なので、飲食店にも卸しやすい ・メニューと共に冷凍野菜を提案 コミュニケーション開発 ・野菜摂取量を測定できる機械をスーパーに設置し、人々へ測定を促し、野菜を食べることを促す プラントベース・カフェとプラントベースエッグを共同開発し、プラントベース商品を発売 ・野菜が摂れることや、低脂質低カロリーであることがメリット ・旨味の再現が難しいポイント 健康ビジネ
ファンを育てる戦略繋がるイベント ・同じレシピを用いてビールと楽しむオンラインイベント ・イベントを通じて社員ともつながり、より親密な関係を感じる ・イベントは大赤字でも続ける 日ごろの思いやり ・日ごろ、Twitterを通じてファンと交流し、困りごとがあれば解決している ・社員が出している雰囲気は消費者にも伝わる。ので、社員自身が楽しむことが大切 ファンとリピーターの違い ・味だけでなく、ブランドを好きになってくれる ・個性的な商品を作る ビールづくり他社との違
西友PB戦略 ・「みなさまのお墨付き」というプライベートブランドを展開し、人気を博している ・100人以上の女性に試食してもらい、80%以上が支持したものだけを商品化することで、プライベートブランドの品質を保証している ・値上げをする場合にも、再度消費者テストを行い、合格して初めて販売できる 西友の歴史 ・もともとはファミリマートや無印良品を生み出した大スーパーだったが、バブル崩壊で経営が悪化 ・ウォルマートの傘下に入ったが、EDLPが馴染まず、去年ウォルマートは手を引
カンブリア宮殿 松竹コロナ禍の歌舞伎 ・オンライン配信を活用することで、在宅でも楽しめる歌舞伎を生んだ ・映像技術を駆使して、臨場感のある舞台を作ることで魅力を産む ・その時代の人に合うように、歌舞伎を変えていく 時代劇の転換 ・時代劇をコメディーにすることで、新たなコンテンツを産んだ 松竹の復興 ・経営難を改善するために、シネマワールドの売却や撮影所の閉鎖を断行 ・海外映画を購入し、資金を獲得した ・歌舞伎座の上にビルを作ることで巨額の賃料収入が生まれ、安定的な収
牛乳配達・配達専用の商品を開発 ・高齢者の健康を支えるための商品を開発している ・7割が60歳以上 明治の強み商品開発 ・咀嚼運動を再現し、グミの硬さを数値化 ・6000種類の乳酸菌を保持し、30年以上の研究を続けた人を雇用している。 ・発見した乳酸菌を活かして、メガヒット商品を生み出す 粘り強い改善 ・売れなかった「チョコレート効果」を、カカオの素材や加工の過程を見直すことで、メジャーな商品に高めた 十勝チーズ・雪印とは違う商品を販売した ・社内や消費者からは大反
カンブリア宮殿 メルヘンメルヘンの特長 ・豊富なバラエティで客を飽きさせない ・高級食材を使用し、店内調理で鮮度を保つ ・パンも、サンドイッチに向いた素材や製造工程を採用 メルヘンの戦略 ・店舗数は30店弱をキープし、品質管理を徹底できるようにする メルヘンの歴史 ・最初は2坪の店舗からスタート ・毎年1店舗増やしていた ・商品を試食した小田急百貨店から誘致の依頼を受けて成功し、多くの百貨店への出店に繋がった ・東京のecuteに出店したことで、通勤客や観光客の需要
カンブリア宮殿 カメラのキタムラキタムラの特長 ・新規顧客にも、用途や予算を聞き取り、顧客に最も合う商品を提案する ・写真館では、子供を笑顔にする接客 ・古すぎてメーカーが修理を受け付けていない機種でも、部品を独自調達して修理を行う キタムラ復活のカギ ・独自の技術を使い、古い媒体の記録を移し替えるなど、新たなサービスを展開 ・キタムラが持つ文化を最大限に活かして差別化を図った ・カメラ売場と写真館を複合させて人を効率化 ・実店舗とネット販売を組み合わせて、カメラの中古
カンブリア宮殿 エアウィーヴ創業までの歴史 ・もともと工作機械だったが、経営不振のため、技術を活かせるマットレス事業を始めた ・なかなか売れないので、ホテルや航空機などの高級な場所にマットレスを売り込み、評判を作った 拡大までの展開 ・当時の国民的スターだった浅田真央が愛用していることに気づき、広告塔を依頼した ・もともと愛用していたために説得力があり、国内の売上を大きく伸ばした ・アメリカ進出を試みたが、習慣がないことと、配送の問題により失敗に終わった ・配送の問題か
カンブリア宮殿 THERMOSTHERMOSの文化 ・失敗を恐れず新しい商品を開発、販売する。失敗作が新商品に繋がる ・技術に罪はない ・魔法瓶の真空技術を活かした商品展開を行う ・競合ではなく、消費者を見て開発する ・ペットボトルを禁止→社員に商品利用を促す+環境への配慮 THERMOSの迷走 ・もともと、液体窒素のタンクローリーをヒントに、ステンレスの魔法瓶が開発された ・元の会社である日本酸素は、魔法瓶のパイオニアでありながら、消費者からの知名度がなく、万年3位に