ローランドの名言「自信がないなら、自信のあるフリをしてごらん」の正しさを脳科学的に徹底解説!!
ローランドさんの名言?に「自信がないなら、自信のあるふりをしてごらん」というのがあるのを聞いたことがありますか?笑(^^)
最初聞いたときは「はいはい」って感じでしたけど、脳科学を勉強していくうちにこれが正しいということが分かりましたので、皆さんにお伝えしていきたいと思います!💡
あとは最近自分に自信がなさそうな人が多いなと感じる今日この頃ですので、書こうと思いました。
加えてこれを読めば、HSPやうつ病などのしくみもこれで説明することができるでしょう。
ではさっそくいきましょー💪
1 「自信」の正体
自信は漢字で書くと「自分を信じる」と書きますが……これを脳科学的に考えます。
自信があるとは、ある行動、習慣、経験の蓄積により、その裏付けによって自分はデキるやつだ!と脳が自分自身を認識することにより、うまれるものだと私は思っていて、
例えば、当たり前ですが、毎日毎日これでもかと勉強して(経験、習慣の蓄積)合格間違いなしの人は、テスト本番になったとき、あまり勉強してこなかった人よりかは、緊張はあまりしないでしょう。
ここでこれを脳科学的にまとめると
①経験、行動、習慣の繰り返し、蓄積によって何が起こるかというと、
・新たな脳神経ネットワーク、
脳神経回路が増える、変化します。
(脳の可塑性といいます)
②そして自信とは
その脳神経ネットワークにより、
・自分に対しての脳の認識、評価がかわり、
(自分は強い!凄い!できる!)
・「脳内ホルモン」のバランスが変わる(ドーパミン=リラックス状態)
ことにより、作られるということになります。
脳内ホルモンのバランスがかわるのは、
習慣、行動により、
脳神経回路、ネットワーク脳が変わり、
「(生物的に)自分は強い、デキるやつだ」と自分を信じることができるようになる=「外界からのストレスや問題、または外敵に対して十分対応できる」=安心して過ごせる=ドーパミンがでるという流れです。
つまり私は「自信の正体=ドーパミン」ととらえています。
では自信がないときの解説はどうなるのでしょうか?
2 自信がないとはどういう状態か?
1で解説した内容は自信があるパターンです。
「自信がない」とは、その逆のことを習慣、継続化してそれが脳にネットワークとして長期記憶してしまっているわけです。
つまり行動、経験、習慣の蓄積がない、もしくは、ネガティブな行動、経験、習慣をしてしまっているということです。
つまり、ネガティブな経験、行動、習慣により、
「(生物的に)自分は弱い、
自分を強いと信じれない」
=「外界、外敵に対して十分対応できない」
=安心して過ごせない、命の危険がある
=ドーパミンではなく、ノルアドレナリン(怒り、不安)がでるという流れです。
先程の例で言えば、勉強してないから、テスト本番で不安になり、集中できないわけです。
私は「自信がない=ノルアドレナリン(不安)かでている状態」と考えています。
3.自信がない人と自信がある人の違い(性格)
自信について、次に解説していきたいのは性格上の自信、対人関係においての自信についてです。
例えば、勉強ばかりしてきた東大生を挙げます。
よくTVでクイズ番組に東大生が出てますよね。
彼らは勉強に関しては、とても自信有りげに解答します。なぜならそれは過去に勉強という経験、習慣によって、ネットワークがつくられ、自信があるからでしょう。
しかし気になるのは、クイズ以外のインタビューにおいて、有名司会者から話を振られた途端、あたふた緊張して、支離滅裂なことを発言している学生も中には結構いるわけです。
つまり対人や性格においての自信は、また別の要素で作られるのではないか?という疑問が生じます。
他にも勉強だけでなく、凄い取り柄、特技があるのにも関わらず、性格はおとなしかったり、ネガティブだったりと、もう少し自信持ってもおかしくないような人、自己肯定感の低い人がたくさんいるわけです。一体これはどういうことか?
さらに話を広げるとすると、もう幼稚園くらいの時点で、自信の無さそうで、人見知りしたり、ネガティブな子、弱気な子もいれば、陽気でいつも元気に自信満々な、強気な子もいますよね。
自信という側面で見れば、もう幼稚園くらいの時点で性格や、対人への自信というのは、ある程度決まってしまうということです。、ここで
①自信がある人と、
②自信のないの人の特徴を挙げてみます。
①自信のある人の特徴
・いつも元気、強気
・声がでかい
・話し方がハキハキしてる
・笑顔
・自分は自信家だと思っている
②自信のない人の特徴
・いつも覇気がない、テンションが低い、弱気
・人見知りする
・声が小さい
・話し方がハキハキしてない、ナヨナヨしている
・私なんか……という考え方が強い
・緊張しやすい
まだまだ色々あるとは思いますが、
とりあえずこんな感じでしょうか?
では話は次の段階に入ります。
4.自信のない性格の作られ方
これから解説する内容は、おそらく自己啓発本には載ってません(笑)
さきほど、自信のない人の特徴をあげ、幼稚園の子の例も出しました。
幼稚園の子の年なので、もう既に何かを成し遂げたことなんて無いに等しいですし、特技、勉強もレベル的にはみんなどんぐりの背比べレベルでしょう。笑
にもかかわらず、もうこの時点で性格的な面で、自信の有無が出来ているわけです。
ずばり結論から言うと
自信のつけ方は、
・自信のある人の行動をそのまま行うということです。(やっと今回の題名まで来れました。(^_^;)フゥ~)
そして自信のないのは、
・自信のない人の行動をしているからということです。
まず、幼稚園の子の年で、自信のない子になってしまうのを解説すると、まず環境が大きく影響します。
例えば、親が怒りっぽい性格で、いつも、子供を叱ってばかりのシーンをイメージして下さい。
叱られた子供は、しょんぼりして、声も小さくなり、私ってだめなんだ。。と弱気な行動になりますよね?これは誰でも同じでしょう。自然なことです。
問題なのはそれが何回も続くこと。
なぜかというと、何回も続くことで、その弱気な行動を取ることが自然と当たり前になってしまいます。
叱られる環境に長くにいることで、弱気になり、周りの反応を気にして、ビクビクする。
そして次の問題として
その行動が脳に記憶され、その行動を取ることが当たり前になり、それが性格になってしまうこと。
掛け算と同じで、繰り返すことで、
それは脳にネットワークのように記憶されます。
そしてここで最初の方で解説した内容がでてきます。覚えてますか〜?(^^)
自信のない人の特徴としてあげた行動をやり続け、脳に記憶されると、
①脳が自分自身を生物的に弱いものとして認識
②弱いと思っているので、生命のリスクが高まる
③生き延びるために、脳からノルアドレナリンなどの不安や怒りの物質を出すことで外界からの危険に対処しようとする。
④ホルモンの作用で、ビクビクしたり、緊張したり、声が小さくなる、イライラするなど。
⑤またその行動を脳が認識し、ネットワークに記憶される。。。
⑥ ①から⑤が繰り返される
という悪循環が生まれてしまいます。
ここでは幼稚園くらいの子供を例に挙げましたが、大人でも説明できます。
例えば仕事でミスをして、上司に怒られるシーン。
・怒られてテンションが下がる、
声も弱々しくなる
・その行動を繰り返す
・脳に記憶され、自分自身を弱いと認識する
・ノルアドレナリンなどの不安、怒り物質が出て、緊張しやすい、不安になりやすい性格になる。(厳密に言えば、怒られた時にも出てます)
・またミスをしやすくなり、また怒られ、テンションが下がる………の繰り返し
というわけです。
(よく心理学とかで、あなたがうまくいかないのは、あなたの幼少期に問題があるのですとか、
書かれた本がありますが、その理由がこれで説明できます。HSPもこれで説明できます。)
元々自信のある子供でも、大人になってから、上のようなことが起これば、十分自信がなくなることはありえます。
これがひどくなれば、うつ病になることだってありえます。
5.自信の作り方
ではこの悪循環を変え、
自信をつけるにはどうすればいいのか?
性格を変えるにはどうすればいいのか?
それはずばり、最初から言ってきた
「行動」を変えるしかないのです。
弱々しい行動をとるから、それが脳に記憶されてしまうのです。
つまりその逆をすればいい。
ローランドさんの言うとおり、自信のある人の行動を真似すればいいのです。
整理すると、
①自信のある人の行動、特徴を真似する
②その行動をしている自分自身を脳が認識し、ネットワーク(脳神経回路)に記憶される。
③脳が自分自身を生物的に強いと認識する(自信の出現)
④生命の危機、リスクが減る
⑤自分を強いと思っているので、安心でき
ノルアドレナリンではなく、ドーパミンが出るようになる。
という流れです。
幼稚園の子供の例で、元気で陽気な、自信のある子供を解説してみます。
例えばですが、子供を褒めるシーンをイメージしてみます。褒めると、
・嬉しくなり、ドーパミンもでる。
・ガッツポーズしたり、笑顔になったりして、
のびのびと元気な行動をとる
・それが日常的に繰り返されると、脳に記憶され、ネットワークがつくられる。
(自分=いつものびのびしていて、元気な行動をとる)
・脳のネットワークがつくる自分への認識が、「私はストレスのない、安全な所にいて、私は大丈夫である。」となって、安心でき、ドーパミンが出る。
という感じです。
人間は環境にものすごく影響されます。環境の良し悪しによって行動、習慣が変わってしまうからです。
しかしたとえ、ネガティブ、劣悪な環境にいたとしても、ネガティブな事、ストレスがあったとしても、そのあとの行動は自分の意志で変えることができるのです。
動物は何かしら不快なことが起こるとそれに対して、攻撃的になったり、不安になったりする行動しかとりません。本能的にしか行動できないのです。
しかし人間は違います、大脳新皮質という脳が発達しているため、理性があり、選ぶことができるのです。
例えば極端ですが、職場で周りが全員、自分に対して攻撃的、批判的であるとイメージします👿
ここでとれる行動として考えられるのは、
①そのストレスを真に受けて落ち込む、攻撃的になる😖
②なにがあっても明るく、元気に振る舞い続ける🌞
どちらを選択すればいいかは、今まで述べてきたとおりです。
ちなみにこの例えの話は、実は実際にこの本に書かれていたことです。
著者の方はUSJの再建をされた凄い方です。
過去に、アメリカで働かれていたときに周りが全員、非協力的な職場だったのを、行動、振る舞いで耐えしのぎ、成果を出されています。
自分の過去を振り返ると、私は高校時代、進学校に通っていました。毎日毎日、16時から長いときは18時位まで、授業の繰り返し。部活もしておらず、高校生活の楽しみはほとんどなく、他校の周りの高校生活を楽しんでいる同級生を見ては、いつもテンション下がりっぱなしでした。
なので実はこの記事は過去の自分にあてたものでもあります。(笑)
おーい、みてるかー!ちゃんと読めよ〜🙄
もちろん、劣悪な環境にいる場合は、率先して逃げることを優先して行うべきですが、もちろん全員が全員それを行うことができないときもあります。私の場合はせっかく、親や祖父が授業料、入学金を払ってくれているのだからという理由で退学は踏みとどまっていました。
そんなときには、常に自分のエネルギーを落とさないためにも、楽しく明るく振る舞い、行動することがとても大切です。
環境に負けてはだめです。
今回は以上となります!
長過ぎましたでしょうか?笑🤣🤣
疑問点などあれば、コメント下さい、必ず返します。
次の記事は「積極的な行動」について書くつもりです。🙄
ではまた次回の記事でお会いしましょ〜😆
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