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社会をつくる力を育てる授業づくり㉔ ごみを減らすプロジェクト<1>

 今回は、ごみについてのプロジェクトについて書いていきたいと思います。

 ここは、単刀直入に、ごみを減らすプロジェクトです。

 ごみの学習では、ごみ調べと呼ばれる、家庭から一週間に出るごみの内容や量を調査して、そこから学習問題をつくる単元構成が昔から多く行われています。

 本単元では、衛生的な処理資源の有効利用が行われていることを理解することが目標になります。

 ごみの処理が計画的に行われるようになる前までは、ごみ捨て場に放置したり、川に捨てたりと、環境に影響の大きい捨て方をしていたものが、生活環境への影響も考えて変わってきたという歴史的な流れも学習します。

 廃棄物の処理は、自分達の自治体で完結することが難しく、都道府県内外の他の自治体と協力して処理をしていることも重要な内容です。

 着目する内容としては、再利用が挙げられます。

 ごみをごみとしてではなく、資源としてみることで、再利用の方法を考えてていくという視点が重要となります。

 ごみの出し方に関連して、法やきまりを取り上げることも書かれています。

 ごみステーションの出し方のきまりや、家電リサイクル法に定められた廃棄の仕方など、関連する法やきまりは多くあります。

 こうした法やきまりを守る視点からもプロジェクトを進められそうです。

 ごみの減量や資源の再利用については、自分たちにできること、ということに限らず、地域の人々の具体的な取り組みを取り上げて、そこに参画していく、ということも可能かと思います。

 社会科の単元の中でも、社会参加、社会参画と親和性がより高い単元です。

 じっくりと取り組んでいきたいと思います。

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