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社会をつくる力を育てる授業づくり㉖  ごみを減らすプロジェクト<3>

なぜごみを減らさなければいけないのか。

その理由の一つに、最終処分場の問題があります。

ごみは、処理をしても完全に無くすことは難しいです。

燃やせるごみにしても、最後に灰が残ってしまいます。

その灰は、埋め立て処分場に運ばれて、埋め立てられるのです。

埋め立てているだけですので、いつかは満杯となってしまい、別の埋め立て処分場を造らなくてはいけません。

また、ごみの処理は市町村単位の自治体で行っていることが多いですが、その地域内に最終処分場に適した場所が無い場合もあります。

その場合は、他の自治体にある最終処分場に受け入れをお願いしなければいけないわけです。

これは、簡単な問題ではありません。

最終処分場の周りに住んでいる住民の方々もいるわけですので、その影響を考えると、簡単に決断するわけにはいかないと思います。

このような理由で、現在、他の自治体に最終処分をお願いできてい自治体でも、ごみの量を減らすことを考えることが必須となっていきます。

先日noteの記事をみていたところ、次のよう記事を見つけました。

紙おむつ事業を手掛ける企業の、プロジェクトの様子をまとめたものです。

全国でも様々な自治体が処分場の問題にぶつかり、どのように解決していくのか悩ましい様子が伝わってきます。

自分達の生活と密接にかかわってくるので、その解決のために注がれるエネルギーも大きくなっていきます。

こうした本気度が、プロジェクト型の学習を進めたり、社会をつくる力を育てる上でも重要な要素になってくるのだと思います。

いかに子どもたちを本気にさせられるか。

ずっと言われてきていますが、一番難しい問題だと思います。


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