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西田親生の辛口コラム

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世の中は理不尽なる事象が多い。燕雀であるより、呑舟であれ。常に自然体にて威風堂々と、気配りは繊細に。胸襟開いて語り合える心友との出逢いは、善き人生の道を拓く。改革は、若き人たちの…
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2024年8月の記事一覧

保身のための往生際の悪さは、食傷ものだ。

 県知事とは、政治家として人格者として県民が選挙で選んだ公人である。そこで、異常なパワハラやおねだり、職員の自殺などが度重なる異常事態となっている。反省をして県政に勤しむが己の責務だと唱えるが、果たして、それが罷り通るのかと言えば、否である。既に、公人としての信頼は完全に失墜している。  異常事態となっても、「反省」と「改善」を主張しているが、目つきや表情を見ていても、既に「死に体」。自分自身にその自覚がないのは、その職位への執着だけであり、県民や県職員への配慮は皆無に等し

捻くれ者の人生は、実に暗い。

 他者を見て、優れたところがあれば「称賛」する。しかし、他者を見て、一部の欠陥にて、「欠陥だらけの人間に見做す」のは度が過ぎる。  捻くれ者は、他者が成功すると、タメ口にて批判する。他者が必敗すると、高笑いにて誹謗する。心底には「優越感に浸る」という甘い蜜の味がいちばんのオヤツとなっているに違いない。  皆が一致団結して果たした夢の瞬間で、捻くれ者は一人だけ無関心、無反応、無感動である。協調性もなく、他者やその仲間の歓びを共有できないでいる。  いくらフラットな関係であ

「感染症にご注意下さい」の告知に違和感

 災害時に先ず指示や勧告がなされるのは「高齢者避難」である。それは理解できるが、避難先が不衛生極まりなく、部屋も汚ければ、感染症の危険性があれば話にならない。  避難先として優先すべきは、安心安全な施設であるというのは当然だが、衛生管理や非常食などを完備しておく必要がある。ところが、施設自体が古く汚く不衛生にて、避難先での感染症の危険性があれば、避難先として指定すべきではない。  体が弱って、免疫力も低下している高齢者、特に、後期高齢者に対して、お粗末な避難場所として指定

避難指示を丸投げしても・・・

 現在、熊本県南部も台風10号の暴風域に入りつつあるが、全県下に避難指示が次から次へ更新されている。「安全なところへ避難せよ」といえども、県南の八代市だけでも12万人の人たちが、全員が安全な場所へ避難可能かといえば、不可能だ。  親戚や知人友人を頼り、この暴風の中で、具体的にどのような手段をとって安全な避難場所へ移動できるのかと思えば、これほど当てのない、可能性が低い避難指示を出しても、全く意味をなさない。  報道では、これまでに経験したことのない猛烈な台風と言えども、3

GFSの台風予報モデルが気になる

 Windyの台風可視化シミュレーション(4つの台風予報モデル/ECMWF・MSM・GFS・ICON)の中で、GFSの台風予報モデルのシミュレーションが気になって仕方がない。  他の3つ(ECMWF・MSM・ICON)は、九州上陸後に、熊本市付近から急に右に折れ曲がり四国南部、紀伊半島へと進路予測をしているが、GFSだけは、台風10号が九州南部でぐるぐると時計回りに停滞し、それから逆に南下するとしている。  もしこの予報が的中する場合、以前、フィリピンや台湾に長期停滞して

企業改革は経営者の意識改革が先決

 総合コンサルタントを引き受けて企業訪問すると、ウェルカムの経営者の姿がある。とても喜ばしいことだが、それから暫くすると、必ずと言って良いほど、違和感が湧き出してくるのである。  コンサルタント契約を締結して、企業改革に着手する場合、当の経営者の意識改革を最初に行わなければ、それ以下の社員の意識改革への道は遠のいてしまう。よって、企業改革どころの騒ぎではなくなってしまう。  何故なら、企業改革の最高責任者である経営者が、従来の悪しき慣習を継承しながら、企業内部の刷新を図る

「成功する方法」って、受け売りか嘘ばかり。

 何かにつけて、自分がいの一番のように旗ふって「〇〇〇〇を成功する方法」とか書いている人多いが、そんな空手形ばかり乱発しても、価値もない。  何かにつけ目立ちたいのか、多くの書籍から抜き取って似非オリジナルとして掲載するのか、自らを天才秀才のように見せ掛けたいのか、首を傾げることが殆どだ。  何の実績もない人が、言葉だけで「〇〇〇〇を成功する方法」を教授するところが面白すぎる。  その他に目立つのが、「モテる方法」、「稼ぐ方法」、「出世する方法」、「浮気がバレない方法」

世界的注目を浴びる米国大統領選だが・・・

<名門 ケネディ家>  ケネディー家といえば、名門中の名門。筆者の記憶を辿れば、JFKという3文字だけで、米国第35代大統領ジョン・F・ケネディの大統領就任挨拶など、民主国家元首の代表格として晴々しく聡明なイメージが強い。  昔の話だが、筆者の親戚(父の従姉妹/缶詰工場経営)が米国に住んでおり、その従姉妹が帰国した時に、JFKの横顔が描かれていた1964年製50セント銀貨(ケース入り)を何枚かプレゼントしてくれたらしい。ある時、その銀貨を見つけた筆者が、どんな人なのだろう

ストップ・ザ・誇大広告!

 偽物を売るのは論外だが、根拠のないものをダラダラと並び立てて営業する人間は蠅のように煩わしい。  更に、神輿を担ぎっぱなして、相手を掌で転ばそうとする小技を効かす人間もまた、気持ちが悪い。  その商品が、そのノウハウが本物であり、効用のあるものならば、黙っていても人は頷き、寄ってくるはずだ。  ダサいテレビショッピングの商品群を見ていると、いつの時代なのかと苦笑してしまう。誇大広告も度を過ぎており、そんなサプリを飲んで、直ぐに膝の痛みが取れるはずがない。  映像をよ

守護霊を云々?・・・要らぬ世話

 noteにおいて、金輪際、妙な占い師やプロのスピリチュアルと名乗る人は接触して欲しくはない。  守護霊のどうのこうのと言いたいのであれば、自分の守護霊を研究されて、立派な論文を書かれれば宜しかろうと。  そんな訳の分からぬことを書き綴り、世のため人のためになると思うところが、既に怪しいを通り過ぎており、詐欺師にしか見えない。  そんなに自信を持って唱えたいのでれば、自分自身をグレードアップする方向で分析を行い、自分の人生に役立つことをすればいいだけの話。  占いもそ

度量の無い経営者は、門外漢について真っ向否定する傾向にある。

 総合コンサルタント業を続けてきた中で、確と気づかさせていただいたのは、度量の無い経営者もしくは経営陣は、自らが門外漢となる分野や人の能力について、真っ向から対峙し、否定する傾向にあるということだ。  随分前に、ホテル経営陣が筆者オフィスを訪ね、インターネットについてのレクチャーを願い出た時のこと。1時間半ほどネットの基本から応用、そして将来的な展望を詳しく語ったことがあった。  ところが、それから数ヶ月、数年経っても、そのホテルのデジタル化は改善されず、その理由を聞くと

道徳教育・・・「性」に関する偽善教育にメス

 道徳教育の目的は、子どもたちが健全にすくすくと育つための教育であり、伝えたいところは「積善之余慶」ということである。  ところが、道徳教育の教本を思い起こせば、「善」の実例を盛り沢山に挙げ、「善い子になろう」と呼び掛けるのであるが、「善」と「悪」を明確に判別できない子どもたちは、実感として湧かないことが多い。  スマホばかりでゲームしていると、頸椎や背骨が歪み痛みが生じるとか、横断歩道は手を挙げて渡ろうとか、言わんとするところは理解できるが、どうしても実世界とは乖離して

嘘をつけば、天に向かって唾を吐くようなもの。

 平気で、実状とは異なる報告を行う人物がいる。自分に都合よく事実に化粧をして、如何にも「遣ってる感」をアピールするような虚言ばかり。  保身のために嘘をつきたければ、何度でもつけばいい。ここが今回のキモの部分であるが、他者に嘘をつきまくると同時に、自らに嘘をついていることに気づかないのが、嘘つき凡人の典型だ。  嘘をつきまくるのが常態化すると、嘘つきの人物の脳内は嘘が入り乱れており、どれが真実でどれが虚偽なのかの判別がつかず、混乱状態のまま、また次の嘘をつく。  このよ

学者面した厚顔無恥なる人物とニアミス

 先ほど、上から目線のコメントが入ったので、さっさと削除することにした。要は、自分が出版した書籍宣伝のために、「ご参考にされては」と書き記してあった。  このような学者面した厚顔無恥なる人物とニアミスになると、急に鳥肌が立つのである。仮説を立てて、書き綴った書籍であると豪語しているが、その仮説自体が怪しすぎる。  他者の脳内を、心中を、十分把握してから物申してもらいたい。コメント欄に初めて登場する人物が、書籍宣伝とはこれ如何に。きっと、自己愛の強い、学歴主義者に違いない。