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西田親生の辛口コラム

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世の中は理不尽なる事象が多い。燕雀であるより、呑舟であれ。常に自然体にて威風堂々と、気配りは繊細に。胸襟開いて語り合える心友との出逢いは、善き人生の道を拓く。改革は、若き人たちの…
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自分スタンダードの常識ほど非常識なものはない。

<茶碗の持ち方、箸の使い方>  身近なところから語れば、茶碗の持ち方や箸の使い方。礼儀正しく使える人は極稀である。幼い頃から教えられていないところを曝け出し、社会人として公然と赤恥をかいてしまうことになる。

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トイレの美しさにより、その施設レベルが窺い知れる。

 ある日のこと。熊本県北部にある道の駅へ足を運び、トイレを利用しようとしたが、施設内にある外部トイレには「国土交通省管理」の看板ようなものがあり、ドアは壊され、便器も壊されている惨状を見て、腰を抜かしたことがある。  多分、心無い人物が破壊行為に及んだに違いないが、公衆トイレのこの有り様は見るに耐えず、また、その道の駅の管理体制にも問題がある。いくら「国土交通省管理」のトイレといえども、破壊されたまま放置しているところが、理解し難い。  また、熊本県北部の別のコンビニに立

正義正論が通じぬ人は相手にするな・・・

 これまで総合コンサルタントとして、プロとしての拘りを持ち、正義正論を貫いてきたが、結論として、「正義正論が通じぬ人は相手にするな」ということである。  読者の方が、正義正論を持って相手を諭そうとすると、必ず、反撃に遭遇する。何故なら、人というものは、自らが過ちだと薄々分かっていても、それを目の前で突かれると、何の根拠なく拒絶されるのがオチとなる。  他者の提言、苦言に対して耳を傾けぬ人には、馬の耳に念仏。良かれと思い、何とか説得しようとしても、好感度のリアクションは期待

「継続こそ力なり」を軽視する人は進化せず

 新しい分野に挑戦し、まだ初心者にて、まともな作品や原稿が書けないとしても、継続する志をしっかりと胸に抱き、頑張っている人は、必ず、何事も達成できる。  ところが、あれこれと着手しては、継続を軽んじ、気づけば、数ヶ月、数年も進化できない人がいる。当然のことだが、何事も自分のものにするのに、一朝一夕に達成できるものなど何もない。それに気づいていない。  そこには、継続できぬ本人の価値観にある。自己過大評価しているのか、面倒臭さで軽んじるのか分からないが、本人の姿勢がそこに露

飲食業やホテル・旅館業における落とし穴

 自分で良かれと思い、仕事のベクトルを見直したり、仕事パートナーの人選をしたり。そして、一つの仕事の環境やパターンが決まってくる。  ところが、第三者から見て、その環境や仕事内容に違和感を持たれ、それを指摘された場合、ほとんどの経営者は認める人はすこぶる少ない。  何故なら、長年これまで続けてきたことが彼なりのスタンダードであり、それに十分満足していると、自分に言い聞かせている毎日なのである。  中立な立場の第三者が違和感を持つということは、それも、複数の人たちが首を傾

一日の過ごし方で、仕事人としてのプロ意識が露呈する。

 お陰様で、筆者の知人友人は、ほとんどが経営者で、それもネット上でも露出度が高いプロフェッショナルが多い。  よって、知人友人は初志貫徹がモットーの人たちばかりで、意志が頑強にて、一日のライフサイクルが、1分、1秒をも無駄にしない挙動にて、凄まじく動いている。  それに反して、受け身の人の存在も否定できない。彼らは、上記の気合い十分の経営者像とは全く異なり、良く言えば呑気、悪く言えば同じ轍を踏む悪癖のある人も存在している。  どちらが歯切れが良いかと言えば、言わずもがな

間違いを指摘したら、嫌われる!?

 某シティホテルのメニューが新しくなった際の話である。  新しくなった革張りのメニューは、大変立派なものであった。何冊作成したのかは知らないが、相当高価なものなのだろうと。  ざっと眺めていると、二箇所ほど間違いが見つかった。せっかく高価なメニュー冊子を作成したにもかかわらず、誤りがあることは驚きである。中でも最も気になったのは、大海老フライカレーライスの項目であった。その大海老の解説に問題があったのだ。  大海老フライについての説明文に「シュリンプ」と記載されていた。

破壊の代償と無辜の犠牲者

 破壊は、罪なき人々の心と命を奪う。残酷な武器を用い、歴史ある建造物から民家、インフラまでを破壊する蛮行は、ただ負の要因を地上に広げ、生き物の絶滅へと進む一途を辿るものである。破壊者たちは、この事実に全く無関心である。  更地に建造物を新たに建てるよりも、破壊された地は瓦礫と化し、不毛なるツンドラに変えてしまうのが現実である。先人が築き上げた理想郷は、いとも簡単に廃墟となってしまう。  破壊は、人々の日常生活圏を壊滅させる。昨日までの笑顔で挨拶を交わした人々の姿も消え、無

殻を破るのは、貴方だ。

 頭で理解できて、体が動かないのは、単に甘えているだけの話。  失敗を恐れていたり、目の前が暗闇に見えたり。格好つけるから、体が動かない。初手から成功するのは至難の業。誰だって失敗を重ねて、学習しながら、俄に成功に近づき目的を達成する。  殻を破るのは、そう簡単なものではない。しかし、自らを甘やかすばかりで殻破りができぬのは、人として恥ずかしい話である。自分の立ち位置さえも把握していない。自分の浅はかな考えにも気づいていない。  誰か助けてくれると思い込むのは、都合が良

自己満足HPの立ち腐れ・・・

 商用インターネットが日本上陸して、30年が経つ。この30年間で、ネット環境も日々変わり、デバイスやWebサイトも様変わりした。  国内だけ見ても、1996年に出版された国内WEBサイトのインデックス本には1000社の公式サイトURLが掲載されていた時代である。次年度の2000社公式サイトインデックス本で廃刊となったが、現在のようにGoogleやYahooなどの検索エンジンが存在していなかったのである。  よって、ネット事業を早期導入していた企業と名刺交換すると、URLが

嘘の味を占めると・・・

 人間というもののは、実に面白い生き物である。人から良く見られたい、仕事が捌けるように見られたい、如何にも遣っている感を演じたいと、時折、嘘をつくことがある。  ところが、その嘘がその場凌ぎの手助けとなり、成功したかのように思い込むと、その嘘が常態化することで、日頃の己の実態を嘘を武器として、嘘の上に嘘を積み重ねて行うようになってしまう。  それは非常に危険な傾向であるが、一度、嘘の成功の味を占めた人間にありがちな、姑息な手法であり、周囲の人たちに迷惑をかけるばかりか、己

天罰が下った者たちと予備軍

 新年となり、10ヶ月が矢のように飛び去った感がある。  今年6月25日を境に、ある企業で悪行三昧を繰り返してきた者たちがすべて退任したとの情報を得た。因果応報、自業自得といった言葉が相応しい人物たちであったのかと思わざるを得ない。  この数年間、善意ある他者に濡れ衣を着せ、虚偽情報を撒き散らし、他者を犯人扱いしてきた者たちが、職を失う結果となったことは、まさに当然の流れだ。よって、悪事に手を染めた者には、必ず天罰が下るのである。  一般的に、人は己の利益を最優先に考え

自己改善ができない人

 他者の大半が、その人物の考え方や価値観について違和感があると苦言を呈することがあれば、大抵の人は、気づかず常態化したものを見直し、改善するベクトルへと進むものだと思っていた。  しかし、現実は真逆なようで、頭の中では分かったように言い訳をするが、その人間の殆どが、自己改善へと向かうことはない。意固地になっているのか、自己愛が強いのか理解し難いが、自己改善ができない人は、可哀想としか言いようがない。  百歩譲っても、おかしな挙動、言動であれば、その人物は、一生赤恥をかき、

どんよりした日が続く時・・・

 そろそろ11月になろうかとしているが、どんよりと梅雨のような日々が続いているかと思えば、台風が2つも湧いているようだ。  こんな時、遣る気のない人は、仕事も停滞する。気候や体調云々で仕事が停滞するのは、単なる現実逃避のための言い訳に過ぎない。  これまで、仕事が捌けぬ人の言い訳は、以下のように同じパターンを繰り返している。 1)体調が悪く、自宅に戻ったらバタンキューで寝てました。 2)動かないといけないと思ってはいるのですが。 3)営業のターゲットを誰にすれば良いかと