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雨上がりのような空だった。 想像の中で はく息は白く 冷たい指を慰めるように ほっぺを包ん…
こころは何も知らない。 そう思うことで 立ち止まることができた この道。 次に会うのはい…
訪れたことのない日常風景って不思議。 それから、「寒いこと」を確かめるために開ける寝室の…
少し坂のある草むらに 君は静かに車を停める。 黒いワンピースの内側から 傾斜に吸い込まれる…
目を覚まして、隣に君をみつけた時のようだった。 すうーっという、呼吸の音が聴こえて 毛布…
おはよう。冷たい空気の中で不思議と深呼吸したくなってしまう朝。窓をあける。そして、しめて…
一年の始まりの日 君は、時計をはずそうといった。 頭の片隅でチクタクいっている時間に 歩幅あわせをするのを休もうと。 日付が変わり、新たな年を迎える瞬間 それから、初めての朝日を迎えるためにふとんから出る時刻 "そういう時間も、忘れてしまうの?” "どちらでもいい。ただ(あわせようとする)のを休むんだ "そっかあ。いいね。でもちょっと難しそう。 だってそういう時間は気にしておきたいものだから" わたしは言って "でも、やっぱり"と、君の提案を受けいれる方を選ぶことにす
「夕焼け小焼け」の流れる頃。 今年一年、訪れた場所を思い出す。 飛行機に乗って、船に揺ら…
「おはよう」 カーテンを開けると、ガラス扉は露に濡れていた。 冷たく、固い。 ほんの一瞬、…
サンタをみつけたよ。
おはよう 立体の音符 交差する鳥たちの声 短く停止する新聞配達のバイク 犬を連れて歩く人 扉…
時間はたっぷりある 森はそう告げるのです 絶え間なく流れゆく水音を抱えながら
出発点と、目的地と。 そこに、何の迷いも挟まず最短距離を飛ぶあなたに、 この身を委ねている…
ストーブとこたつで、カラカラに乾燥した足。 そのうえなにしろ、水泳部ときたものだから。