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一月十二日

目を覚まして、隣に君をみつけた時のようだった。

すうーっという、呼吸の音が聴こえて
毛布はゆっくり波をうっている

温もりをうちにこめながら
髪とか頬は、触るとつめたい。

忍び寄る朝の冷気が
あたたかかった夜を冷やす

指さきのあたりに、もう一度触れる。
本当にいることを確認するために。

陽がのぼったら
溶けていなくなってしまう結晶たち

もう少しここにいて

もう少し、触れさせて。

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