おうちで中華 - 西紅柿炒蛋(トマトの卵炒め)
今日の料理は、西紅柿炒蛋(トマトの卵炒め)だ。日本での認知度もかなり上がってきたのでご存知の方も多いと思うが、もし「え、トマトを炒めるの!?」という人がいたなら、今日にでも試すことをオススメする。
だって、この料理を知らずしてトマトの旨さを語ることなかれ、と言いたくなるくらい旨いからだ。学生時代に初めて中国で食べたときは、衝撃的な旨さに震えたことをはっきり覚えている。
西紅柿炒蛋 西红柿炒蛋
xīhóngshì chǎo dàn
そもそも旨味のカタマリであるトマトと卵を組み合わせて、旨くならない方がおかしい。炒めることでトマトの水気と油が溶け合ってソースとなり、とろふわの卵にからむ。そりゃ旨いわさ。ご飯やうどんにぶっかけても最高。トマトが熟する夏の今こそ一番美味しい料理なのである。
中国では誰もが知る定番料理だ。中国のレストランなら、品書きに書いてあろうがなかろうが、頼めばどの店でも絶対に作ってくれる。この料理を作れない料理人は存在しないし、トマトと卵さえあれば作れるからだ。
というか、簡単でありふれた料理なので、中国人にとってはわざわざ外で頼むものというよりは、おなじみの家庭料理と言った方がいいだろう。恐らく家庭の数だけ「その家の味」がある料理ではないだろうか。
そんな定番料理をレシピ化するのは緊張もするのだが、まあ、僕があれこれ作って落ち着いた「酒徒版」ということで。極めてシンプルだけど、これで十分だと思っている。アレンジはご自由にお願いしたい。
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