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キラー・クエスチョン
(ブーメランみたいな話し方をされる方だなぁ…)
オンライン勉強会でお見かけした時の第一印象だった。
せっかちで結論を急ぎがちな私には、彼女の”相手の想いに寄り添う前置き”は、正直少々長かった。
しかし必ず論点に着地する。
大きな弧を描きながらちゃんと戻ってくるのだ。
(話しが長ければ長いほど論点がズレてしまう人は少なくないのに…)
そんな彼女への印象が変わったのが、法人向けのコーチングトレーニング。
(なんというド直球…)
『良い人に思われたい』等という自分本位な薄っぺらい優しさなど1mmもない。
相手の成長へのみ向けられた、耳の痛過ぎるフィードバックだった。
*
今回彼女の作品を拝読し、
『せずにはいられない』ではなく、『することもしないこともできる』絶妙なさじ加減の根っこを見たような気がした。
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人を傷つけてしまうかもしれない
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このことについて、
きっと私には想像できない位深く深く考えてこられた方なんだろうな。
たいていの”傷つき”というものは、傷つけられた一方のみがずっと覚えていて、傷つけた側は気付いていない、あるいは忘れしまうものかもしれない。
が、彼女の場合はきっと、
傷つけられた側以上に傷つけただろう自覚の下、繰り返し繰り返し、何が最善だったのか、反芻し続けてきたのではないだろうか(そして実は相手はさほど傷ついていないかもしれない)
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彼女の中で生き続けている人がたくさんいて、
その人達との対話が彼女のしなやかな強さを形取っている
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本を読み進めていく内に次々と浮かぶ我が上司達の人材育成に悩む顔。
(この本はきっと、尊敬する上司・先輩・同僚・後輩をお支えする武器になる)
我が身に血肉化できる日が楽しみです。
新しい時代の新しい組織を作るための必読の書
『リーダーを目醒めさせるキラー・クエスチョン』林友香
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