シェア型書店の棚主になってみた
先日、Twitterでも報告したのですがこの度、神保町にあるシェア型書店「ほんまる」の棚主になってみました。
シェア型書店とは簡単にいうと個人や法人が本棚を借りて好きな本を置けるという最近少し流行っている新しい形態の本屋さんです。僕が棚を借りればそこへ好きな本を置いて販売することができます。例えば満月珈琲店シリーズを一堂に会した棚にしてもいいし、僕が人生で影響を受けた本10冊を置いてもいいわけです。
棚の名前も自由に決められまして「月と桜の本棚」と名付けました。「満月珈琲店の本棚」とか「桜田千尋の本棚」とか「ムーンライトブックス」とかいろいろ悩んだ結果、最終的にこれに落ち着きました。商品のラインナップに関しては、最初は分かりやすく満月珈琲店シリーズとこれまでに装画を担当させていただいた本を置いています。今後、様子を見てラインナップを変えていけたらと思っています。
こういったシェア型書店には以前から興味があったんですよね。というのも僕はコミティアやコミケのようないわゆる同人即売会に20年近く出展していまして、その中で本を作るだけではなく売ることにもすごく興味がありました。ただ同人即売会は基本的に自分で作った同人誌を販売することがメインになるので商業書籍を売るということに関してはあまり向いてないんですよね。
お店にもよるのですがこういったシェア型書店であれば同人誌も商業書籍も関係なく置けるし自分のではない本を置くことも出来たりするので、めちゃめちゃ自由度が高くて楽しそうだなと。ひと棚だけとはいえ自分の本屋さんを持っていると思うととてもワクワクします!
いくつかあるシェア型書店の中でこの「ほんまる」に決めたのは直木賞作家の今村翔吾先生がされているというのが大きかったです。以前から作家活動だけでなくYoutubeチャンネルを開設したり書店を経営したりと本を広める活動にも積極的に取り組まれていているのを拝見していました。出版で生計を立てている者の一人として、そして一人の読書好きとして微力ながら今村先生の活動に尽力したいなという思いもあり申し込んでみました。
というわけで、シェア型書店の棚主になってみたお話でした。今は商業書籍だけですが、ゆくゆくはここでしか買えない同人誌なんかも作りたいなと思っています。その辺はまたSNSでお知らせしていこうと思いますー!最後まで読んでくださってありがとうございました!
「月と桜の本棚」に置いてある本のラインナップや金額など、詳細については以下にリンクを貼っておきます。よかったらどうぞー!
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