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美の感覚を起動させる。
GOETHE2020,8号
操上和美さん写真家・84歳の特集を読んだ。
『今日の空を自分は美しいと思うのか思わないのか』
美しさに触れたときに、美しさを感じられるかどうか。
痺れました。
美しさは、日々の中にある。今この瞬間にも。生きる中で、美しさを感じる心を自分はどれだけ解き放つことができているだろうか。
仕事が昼からだったので、朝カメラを持って散歩をした。
スマホで写真を撮れる時代、
わざわざカメラを持って、構えて、写真を撮る行為は、美への感受性を能動的にさせる。
能動的に歩くことで、風景はその見方を変えるのだ。それがいつも通っていた道であっても。
背丈より高い穂が揺れる。
陽と影のコントラスト。
澄んだ空気。川沿いの生態系。
何もないけどなにもかもある。
いつもここにある。誰かの大切な場所。
そして花が咲く。
もうすぐ春が来る。
前回は街歩きについて。美の感覚を起動させると街歩きも楽しくなるはず…