図書館に通い始めて半年、 毎月4〜5冊本を読んでいたのだけど 今月は本を読む時間どころか寝る時間も、ごはんを食べる時間も極少で仕事をして、先週の今ごろ「あ、6月はたぶん無理だ」と悟った。 寝ずに食べずに生きられるならその分働いてもいいくらい仕事は好きだし、嫌だとまったく思わないのだけど、実際はそうするわけにはいかず、仕事をするために休みが必要である。 そこで4日ほど前にフライトチケットを調べてみると、韓国が安い。 安すぎてびっくりするほど安くてその日にチケットとホテルを予
ジムからの帰り道、今日も頑張ったなぁと思いながらスキップしそうな嬉々揚々とした気分で家の前まで戻ってきた。時刻は20時40分。 いつもと違うスーパーに寄ろうとしたとき、普段見かけないような両手に杖をついたおじいさんが一生懸命に歩いている。 遠くからよくよく見てみると、首からは大きくて大変重そうな荷物をぶら下げている。 「こんな遅い時間に一人で大丈夫かな・・」 一度はスーパーに行こうとした足を止めて、おじいさんをそっと見守った。 そしてその直後、おじいさんはバイク屋さん
先日、角田光代さんの「しあわせのねだん」という本を借りた。 今日、私が「しあわせのねだん」をつけるとしたら、 「ふかふかの毛布とふわふわのシーツ、1,000円」である。 朝起きて、カーテンと窓をガバっと開けるとすでに暖かい空気が広がっていた。 「毛布とシーツを洗濯したい!!」 しかし花粉情報をチェックすると案の定「非常に多い」で、赤い怒りマークまでもがついている。 うん、知ってた。。そうだよね。。春だもんね。。 そして思いを張りめぐらす。 選択肢1:花粉の中洗濯し
とても疲れた日の夜。そういう日に限って夜ごはんがない。 お米も炊いていなければ、昨日の残りの味噌汁もない。 それでもおなかは空いているし、疲れたという感覚が身体を蝕んでいる。そもそもどうしてこんなに疲れたんだっけ。 それは単純に仕事量が多かったせいかもしれないし、上司や部下と意見が一致しなかったせいかもしれないし、はたまた昨日の夜に夜更かしをして映画を観てしまったせいかもしれないし、お昼ごはんを摂る時間すらなかったせいかもしれない。 原因はいろいろあれど、「疲れの原因」を解
忘れられない接客をしていただいた。山本さんという方だ。 マスク生活になってから、香水をつけることはほとんどなくなってしまった。しかし心機一転、気分を変えて仕事を頑張りたくて、仕事の日に付けられるような「イヤらしくない香水」を探していた。 不馴れな足取りで店内をウロウロし、やっぱり私にはちょっと大人すぎるかなと立ち去ろうとしたとき、「よければ香りだけでも試してみませんか?」と声をかけてくださった。黒のジャケットをサラッと羽織ったその方は、洗練された店内にとても相応しかった。