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完璧主義をやめれば時間が増える!"NO完璧主義"のススメ
「常に『やらなきゃいけないこと』に追われてる」
「つい細かいところまで気にしすぎる」
こんなふうに思っているなら、もしかすると『完璧主義の罠』にハマっているかもしれません。
なんと完璧主義の人ほど「時間がかかり非効率」「行動できなくなる」「ストレスが溜まる」などのデメリットがあることが、科学的にも証明されています。
実は、私自身『完璧主義の罠』に見事にハマってました……。日々押し寄せてくる育児・家事・仕事に対して、気がつけば「全部やらなきゃ」という思考になっていたんです。その結果、ストレスが原因で急きょ入院……。自分の考え方そのものを見直す大きな出来事でした。
この前、小3息子の担任の先生から、
— ちひ|時間デザイナー (@chihi_jikan) November 19, 2024
教育に一番大切なのは、
母親としての完璧さよりも、
お母さんが一緒に悩み、考え、
成長し続ける姿を見せること。
お母さん、大丈夫だよ。
って言われて泣いた……😭😭#ワーママ #子育ての悩み
この記事では、『完璧主義の罠』と時間をうみだす『 NO完璧主義』について徹底解説し、ご機嫌に成果を出し続けるためのコツをお伝えします!
『完璧主義の罠』にハマっていませんか?
まずはあなたが「完璧主義」の傾向があるかチェックしてみましょう。
1つでも当てはまる人は、『完璧主義の罠』にはまっている可能性があります!
◆あなたも当てはまる?完璧主義チェックリスト
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なぜ完璧主義は時間の無駄なのか?
1. 完成にこだわりすぎて、手が止まる
完璧を求めすぎると、作業を進めることが怖くなり、「もう少し良くしてから…」と考えてしまい、なかなか提出できなくなります。その結果、期限ギリギリ、あるいは間に合わないなんてことも。
しかも仕事の場合、当初の依頼された時の意図から変わることはよくあります。提出した時点で意図とズレていた場合、そこから修正する必要がでてきてしまうので、さらに時間がかかります。フィードバックを受ける機会が減ってしまい、その時々の状況に合わせた改善点に気づきにくくなります。
2. 途中で挫折しやすい
極端に高い目標を掲げると、達成が困難に感じられ、 「やっぱり無理かも…」と途中で諦めてしまうことも。行動が継続できない自分を責めてしまう負のスパイラルに入りやすくなります。
前述したスタンフォード大学の研究にもあるように「防御モード」に入るため、次の挑戦を恐れ、成長の機会を逃してしまう可能性があります。
3. ストレスが溜まり、継続できない
「完璧でなければならない」というプレッシャーはストレスの原因となり、燃え尽きやすくなることが研究で明らかになっています。
完璧主義 vs. NO完璧主義:その違いとは?
完璧主義の人とNO完璧主義の人では、行動や考え方に科学的に違いがあることが証明されています。ここでは、「目標設定」「失敗に対する捉え方」「タスクの進め方」「メンタル」の観点で比較をしていきます。
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◆目標設定
完璧主義の人は、「最高の成果」を求め、極端に高い目標を設定しやすいのに対して、NO完璧主義の人は「成長」を目指し、達成可能な目標を段階的に設定します。カナダのヨーク大学の研究によると、完璧主義者は「現実的でない目標」を設定し、達成できないと自己評価が下がりやすいことが判明しています。
完璧主義の人
「毎日2時間英語を勉強して、3ヶ月でTOEIC900点を取る!」NO完璧主義の人
「まずは毎日10分英語に触れる。慣れたら少しずつ増やす」
◆失敗に対する捉え方
完璧主義の人は、失敗=能力不足と捉え、「次の挑戦を避ける」のに対して、NO完璧主義の人は、失敗=学習のチャンスと捉え、「改善策を考える」傾向にあります。
例えば、スティーブ・ジョブズは一度Appleを解雇されたことがありますし、トーマス・エジソンは1,000回以上失敗して電球を発明しました。彼らは「失敗=学び」と捉えたからこそ、大きな成果を出せたのです。
スタンフォード大学の研究では、「成長型マインドセット」の人は失敗したときに脳の学習領域が活性化するのに対し、完璧主義者は脳が「防御モード」になりやすいことがわかっています。
◆タスクの進め方
完璧主義の人は、「すべて完璧にしてから提出」するため、 時間がかかる&途中で挫折しやすくなります。一方、NO完璧主義の人は「60%の完成度などで早い段階に提出し、周囲にフィードバックを求める」ため、周囲と認識をすり合わせながら進行していきます。
ハーバード大学の研究でも早めにアウトプットを出すNO完璧主義のように他人の意見を取り入れる人の方が、最終的な成果が高くなることが証明されています。
◆メンタル
完璧主義の人は「評価されるのが怖い」「ミスをしたら終わり」と考えがちです。カナダのダルハウジー大学の研究では、完璧主義者はストレスホルモン(コルチゾール)が高く、燃え尽き症候群(バーンアウト)のリスクが高いことが判明しています。
一方NO完璧主義の人は「できる範囲でやる」「試行錯誤が大事」と考えるため、ストレス耐性が高く、継続力があるようです。
完璧主義を手放せば、もっとラクに成果が出る!
1. まずは60%の完成度で提出する
「完璧なものを仕上げる」のではなく、 一旦形にしてアウトプットすることが大事。 フィードバックをもらいながら改善していけば、結果的に良いものが完成します。
2. 「成長」にフォーカスする
100%の成果よりも、次に活かせる学びを得ることが重要。 「うまくいかない部分があっても、それを活かして次に進めばいい」と考えると、行動がしやすくなります。
前述した「成長型マインドセット」とは「自分の能力や可能性は努力によって伸ばすことができると信じ、積極的に挑戦していこうとする考え方のこと」を指します。
試行錯誤をするプロセスを楽しみながら進めることが継続のカギ! 「やりながら改善する」というマインドセットを持つのがポイントです。
3. タスクを小さく分けて、段階的に進める
大きすぎる目標や他者に依存するような目標を掲げるのではなく、「自分の力で、今やれること」を段階的に進めていくことで、 途中で挫折するリスクを減らせます。
例えば、「とりあえず5分だけやってみる」「まずは60%でも提出する」といった小さな成功を積み重ねることで、自信がつき、行動が継続しやすくなります。
『完璧主義の罠』から抜け出すための方法
時間を味方につけて成果を出している人は、完璧を求めるのではなく、NO完璧主義を実践し、試行錯誤を繰り返しながら成長しています。もし「完璧主義の罠」にハマってると感じた時は、NO完璧主義の考え方を取り入れることで、もっと楽に、効率的に成果を出せるかもしれません。『完璧主義の罠』にハマった時の脱出法はこちらに紹介。
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まとめ:完璧よりも大切なのは、継続すること!
「完璧じゃなくてもいい」と思えると、 もっと自由に、効率よく成果を出せるようになります!時間は有限。完璧じゃなくてもいい。むしろその方が成長しやすく、効率的に成果が出せます!まずは今日から一歩を踏み出してみましょう⌛✨
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では、また。