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無き実家への帰省
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この夏、三年ぶりに故郷に帰ってきた。
鹿児島空港からプロペラ機で奄美大島へ向かう途中、機内から見える青い空と海、久々に見る奄美の風景は「息を呑む美しさ」だった。
(画像)プロペラ機の機内から眺める奄美大島の青い景色と夏の雲。
親しい人へ送信した画像に思わず「加工なし」と添えてしまったほど。
空港に到着すると容赦ない日差しが一気に襲ってくる。
夏は大好きだが、奄美の夏の日差しは耐え難い。少し動いただけで滝汗が止まらなくなる。
我が故郷ながら住むにはちょっとしんどい。
そして、タイトルにも書いた通り、実家もないのだ。
正確には、実家はリノベーションされ古民家宿になっている。
今回はそこへ初めて宿泊した。父がよく手入れをしていた庭などは昔のままで、幼い頃の思い出が蘇り、説明し難い複雑な気持ちであった。
姉夫婦はずっと奄美に住んでるのだが、さすがに気軽には泊まれないため、しょっちゅう里帰りもできないのだ。
元実家近くのビーチも歩いたが、やっぱり奄美の自然の美しさは格別だと思う。
鹿児島本土に住んで数十年が経つが、夏が訪れるたびに奄美の夏の立っていられないほどに照りつける太陽と風の匂いを思い出す。
そして「島に比べたら圧倒的に過ごしやすい」といつも思うのである。