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鷄始乳🐓(にわとりはじめてとやにつく)
(約800字)
第72候 大寒 末候
【新暦】 1月30日〜2月3日ごろ
本日、1月最後の一日は、最後の候にあたります。
『 鷄始乳 』とは、
鶏(にわとり)が卵を産み始める、という意味があります。
春の訪れを感じたニワトリが卵を産み始める時期になりました。
ニワトリは、本来は冬場に卵を産まず、日照時間が長くなると産み始めるといわれます。
現在は、日照時間も関係なく鶏小屋で温度、エサなどの環境を整えているため、卵を産む状況が年中、変わらぬ状態で管理されています。
「とや」は、「鳥屋」。鳥を飼っておく小屋のことです。
「乳」は、「産む」という意味があります。
太古より夜明けを知らせる鶏は、神様や悪霊が往来する夜🌙と、人間が活動する昼☀️との境目を告げる霊鳥として尊ばれてきました。
夜明けを告げるように、長い冬の終わりに
春を告げることをニワトリが暦のうえで伝えてくれます。
福を巻き込む恵方巻きに、タマゴが使われているのも分かる気がします。
『恵方巻き』は、七福神にちなんで7種類。
縁を切らないように、1本まるごと無言で願いながらたべます。
7つの具材は、
かんぴょう、しいたけ、たまご焼き、
うなぎやアナゴ、エビ、きゅうり、桜でんぶ
があります。
もちろん、恵方巻きは色々販売されるので、
好きな具材を恵方を向いて召し上がってよいと思います。
こちらに、恵方を書きました。
ご参考になさってください。
また、節分の日、一昔前には玄関などの家の入り口に植物を飾る風習がありました。
節分には、豆まきをして鬼を追い払う行事があります。
そこで、柊(ひいらぎ)の枝に鰯(いわし)の頭を刺して、家の入り口にかざすと鬼を追い払うことができる、と信じられてきました。
「柊」の葉っぱには、ギザギザの棘(トゲ)があります。
疼ぐ(ひいらぐ)=ヒリヒリ痛む、が名前の由来になり、魔除けとして庭に植えることがあります。
71候が読まれた記事だったので、72候である最後の候の記事を書きました。
よい冬の数日を元気にお過ごしください♪
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